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丸井グループ社内報 Challenge World 12月号 Vol.374

wundou中期経営計画策定会

 8月より丸井グループに加わりましたwundouの中期経営計画策定会が開催されています。
 wundouは東京に本社を置き、主に全国のスポーツ用品店・学校向けにスポーツウェアの製造販売を行っている企業です。
 今回の中期経営計画策定について、インタビューさせていただきました!

1.中期経営計画策定会の目的は?
wundouと丸井の異なる文化やマネジメントを融合させ、統合シナジーを最大化することで企業価値を高めることが目的です。来年の1月末までに中期経営計画を完成させる予定です。

2.どのようなメンバーが参加されていますか?
 wundouから7名、丸井織物から4名、ウィル・テキスタイルから1名、計12名です。グループ全体でシナジー効果を生む中期経営計画となることを狙い、実務に精通したメンバーを選出しました。

3.策定会の内容を教えてください
 まずは、wundouの顧客や製品・サービスの強みなどを現状分析し、ミッションと事業領域の議論をしています。これは事業の方向性を決める最も重要なポイントです。

4.策定会の雰囲気はいかがですか?
 選定メンバーはプロ意識があり、全員から活発に意見がでています。新規事業を考える宿題では、「具体性があってとてもいい!」と思うものが何件も発案されました。
 特に、丸井織物のUp-T事業とは親和性が高いため、タッグを組むことでお互いの価値がこれまで以上に高まり、更なる事業拡大が期待できると思っています。

5.今後の活動について一言お願いします!
 中期経営計画は2月以降に発表を予定しています。wundowの社員をはじめ関係する人たちが、明るい未来と実感できるプランを共有できるようにしていきたいと思います。

会長の一言【仕事ができない人の特徴】

代表取締役会長 宮本 徹

(1) スケジュール管理が苦手で、仕事の期限を守れない
(2)「できない」と言えず、仕事を安請け合いしてしまう
(3) 何度も同じミスを繰り返してしまう
(4)「報連相」ができない
(5) 完璧主義で、仕事のスピードが遅い
(6) 指示がないと動けない
(7) 自分のミスを他人や状況のせいにする
(8) 仕事ができないと思い込み、やる気がない

仕事ができる人は、周囲の人たちとの関わりを大事にしています。
「仕事ができない」と自覚している人は、何ができていないのか具体的にしましょう。その上で、ひとつひとつ改善していきましょう。勇気を出して先輩や上司に相談することも解決策のひとつであることを忘れないでください。また、自分では「仕事ができる!」と思っている人の中にも、自己評価と周囲からの評価にギャップがある場合があります。注意されると納得できないこともあるかもしれませんが、真摯に受け止め改善することが、本当に仕事ができる人のやり方です。

機掛け時間短縮プロジェクト

 「機掛け(はたかけ)」とは、ビームに巻いてある糸を製織して生機にするまでの準備段階です。この機掛け時間を短くすることで、生産性の向上を目指すのが機掛け時間短縮プロジェクトです。今回はこちらのプロジェクトについて生産調査室にインタビューさせていただきました。

Q 機掛けプロジェクトではどのような活動をしていますか

A 機掛け時間を短縮するために長期的な目標を立てて活動しています。活動を始めた5月には課題の洗い出しと最速案の実施、6~8月頃は最速案を実施して見えた課題・データから改善案を出しPDCAサイクルで回していき、9月には改善案をまとめ、10月に仮実施を行いました。
 機掛けを二人で行う際に、事前に外段取りを行ったところ、目標時間を達成することができました。ただ、現場で運用できるか試してみたところ、上手くいきませんでした。主な理由として、(1)現場では連続して機掛けを行うので、工具の場所や連携にばらつきができてしまったこと (2)4~7年間機掛けしてきたベテランと2年目の若手ではどうしても作業のスピードに差が生じてしまったこと (3)撮影は第三織布課黒氏工場で行っていましたが、実施は第一織布課で行ったため環境の違いも大きかったと考えられます。こういったことから、まだまだ改善点が見つかりました。

Q 今後の目標を教えてください

A 今回の問題点から、準備一覧の改定、熟練者のポイントを作業標準書に落とし込むことで、作業者のレベルアップを図り、運用案の完成を目指していきたいと思います。

DP課新アイテム紹介

 今月のアイテム紹介は、ボトル&タンブラーです!
 内容量は400ml~550mlまであり、形も好みの物を選べます。もちろん保温機能もあり、寒くなると言われる今年の冬にもピッタリのアイテムです。キャンプがお好きな方には、カラビナ付きのマウンテンボトルがオススメです。
 こちらのアイテムは昇華転写印刷という印刷方法を使っています。昇華転写とは昇華インクに熱をかける事でインクが気化し、ポリエステルの層に定着する性質を利用した印刷方法です。特徴として、何といっても印刷が綺麗です!また、染めているため、ちょっとした事では色落ちの心配も無いので、長く使って頂けるアイテムです。
 以上、今月のアイテム紹介でした!

丸井グループ社内報 Challenge World 11月号 Vol.373

「僕たちが作ったシェフパンツ」で
コロナ禍で困っている飲食店を応援する!

モノ作りを通じて、社会の役に立つ活動を行う集団「SOCIALxACTION」による、コロナ禍で困っている飲食店を応援するプロジェクトがMakuakeにて10月14日から始動。
10月号に記載の通り、「僕たちの作ったシェフパンツ」の販売を通して集まった支援金の一部を、協力飲食店に寄付します!

■僕たちの作ったシェフパンツ「KITCHEN」

(1) 塩素系漂白剤を掛けても色落ちしない。
飲食店では重要な「除菌・消臭・漂白」に欠かせない塩素系漂白剤。日常生活においても、使用することで「除菌・消臭・漂白」はできますが、色落ちに悩む方も多いはず。「KITCHEN」はその色落ちがしません。

(2) 撥油/撥水加工で汚れをはじく。
飲食店でも日常生活でも、汚れがついて悲しい経験をされた方はいるはず。「KITCHEN」はそんなストレスを少しでも解消すべく、汚れが付きにくい加工を施しました。

(3) 穿いていることを忘れそうになるほどの快適なストレッチ性
使う人の着心地を考えたパターンやスポーツ/アウトドアから着想を得た仕様を取り入れて、快適な製品になるよう制作しました。

■最後に。
いつも僕たちの心と胃袋を元気づけてくれた飲食店が今、コロナ禍で窮地に立たされています。
だから、僕たちに出来る手段で「飲食店を応援したい!」ただその強い想いだけで、走り出したプロジェクトです。
僕たちと一緒に「裏原宿の陽気なイタリア酒場 ALA」を応援してください!
詳しくはQRコードより。

会長の一言【会社は動物園。ゴリラだけでもクマだけでもダメな理由】

代表取締役会長 宮本 徹

ある経営コンサルタントが『会社は、動物園』の経営が良いと。会社も動物園と同じく、いろんな個性を持った社員がいます。「場所を取るし動きも遅い」という理由でゾウやカバをリストラしたら、スカスカの動物園になってしまいます。自分たちの都合だけで動物を選りすぐると途端につまらない動物園になってしまいます。これは、会社組織でも同じです。「うちの課はろくな奴がいない」と嘆いている管理職ほど、「こういう人を集めたい」という思いに凝り固まっています。しかも、それが「俺の言うことをすぐ理解できる奴」「俺が言ったとおりにやれる奴」なんていう、自分本位の基準だと最悪です。自分本位で画一的に組織すると、同じクオリティや方向性のことしかできず、世の中の変化についていけない会社になります。それよりも動物園にいる動物のように、バラエティ豊かな人が集まり、それが全体としてパワーになると面白いし、結果を出します。ただ、経営理念や目標など全員が一つにつながる明確な軸は必要です。それさえ揃っていれば、いろんな人がいていい、と考えるのが、理想的経営です。

秋色リバーシブルマスク

マスク事業に取り組んできた丸井織物の新作マスクが発売されました!秋色リバーシブルマスクについて取材をしました。

Q 新作マスクの特徴を教えてください。
生地に撥水、撥油効果のあるコーティングを施し、化粧が付きにくく洗濯で汚れを落としやすいマスクになっております。

Q 開発に至った経緯を教えてください。
春、夏用のマスク販売に続いて秋用のマスクも作りたいと考えました。マスクに化粧がついて困るという女性の声から化粧が付きにくいマスクを、また、withコロナでマストアイテムになったマスクにファッションの要素を取り入れることができればということで、色付きのリバーシブルマスクを開発しました。

Q 苦労したことは何ですか?
・開発にあたって自分自身が化粧をしないため、化粧の悩みにピンと来ませんでした。悩みを理解するため、化粧をしてマスクを着用し、化粧が付きにくいかどうか検証も行いました。
・縫製の工程は今まで体験したことのない分野であり、業界用語を理解して交渉することが大変でした。
・どれだけ売れるかわからないため、生産管理に苦労しました。

楽天市場のほか、金沢の香林坊大和でも販売中です。ぜひ購入を検討してください!

丸井織物オンライン内定式

10月1日、丸井織物ではオンライン内定式が行われました!今回、新入社員である私は一足早く内定者の方に会うべく参加させて頂きました!

本年度の大卒内定者は3名です。式の最中は画面越しにも内定者の方々が緊張しているのが伝わってきました。
内定証書のエア授与をはじめ、オンラインならではの工夫がありました。また、社長は「マスクをせずに顔を合わせて話すことが出来るのはオンラインのメリットではないか」と仰っており、例年通りではない状況でも、工夫と考え方によっては良い方向に進むことが出来るのだと感じました。
内定者の抱負の発表では、経験してきたことを活かして一日でも早く会社に貢献したいとのことでした。抱負を聞いて、志高く入社される皆さんに負けぬよう、日々成長していかなければならないと気持ちを引き締めることが出来ました。

内定者の方々と一緒に働ける日を楽しみにしています!

DP課新アイテム紹介

今月のDP課アイテム紹介はオリジナル缶バッジです!
缶バッジと言えばリュックやトートバッグなどにつけるのが定番ですよね。最近、レジ袋の有料化が始まり、エコバッグをコンビニや雑貨屋さんで販売しているのをよく見かけます。いつものお買い物バッグにワンポイントで缶バッジをつけるのもいいのではと思います!好きなキャラクターやバンドのロゴ、お家のペットの写真などで作ってみてはいかがでしょう?

缶の質感を生かしたシルバーバッジ、色が選べるキラキラのホログラム付きバッジもあるので、家でお子さんとデザインするのも楽しいアイテムではと思います!
以上、今月のアイテム紹介でした!

丸井グループ社内報 Challenge World 10月号 Vol.372

クラウドファンディング結果!

 皆さんは8月号で紹介したクラウドファンディングの成果をご存知でしょうか?
実は生産を行うための目標金額を22時間の内に達成し、最終的に目標の3倍以上の金額を集めるヒット商品となりました!

 今回は目標を大きく上回る成果を上げたクラウドファンディングに関して、テキスタイル開発課課長に取材をさせて頂きました。

Q.目標を達成した要因は?
 ユーザーが白シャツに対して抱えている悩みを1つでも多く解決できるよう、これまで丸井織物+丸井グループが培ってきた技術を結集させ“ユーザーの欲しい超多機能”としました。
 もう1点は欲しくさせる「限定」のワードでのマスク特典。しかし、クラウドファンディングの性質上、実際に手に取ることが出来ません。そこで、WEBページでは、白シャツ着用時のオーソドックスな悩み、テレワークの増大に伴うタイムリーな悩みを提示し、ON-OFF使える製品機能を示しています。また、機能の有益性をわかりやすく伝えるために、写真や動画を多く使用しました。

 そして、今後のトレンドとしてサステナブルな製品が取り上げられるなか、「ペットボトル11本分のリサイクル糸を使用」という具体的定義を示すことで、お客様にサステナブルへの貢献度合いをわかりやすく示しました。
 また、長く使えるためアパレル在庫等資源の無駄を排除する点としてもサステ訴求になります。

Q.次はどんな商品を考えていますか?
 ファッションに限定せず、より幅広い世代のユーザーが欲している+こんなのあったら良いモノへターゲティングし差別化機能、ニューノーマル時代への商品訴求へと挑戦していきたいと思います。

会長の一言【頼れるリーダーとは…自律型人材の育成】

代表取締役会長 宮本 徹

リーダーはお互い協力し合うことで強みを活かし合い、弱みを補い合うことが大切です。そのためには自分ができないことがあったら他の人に素直に頼るということですが、強いリーダーほど自分の弱みを人に見せたくないものです。人に頼るのが苦手。部下には相互依存を求めつつ、自分自身は相互依存の基本である人に頼ることをしない。完全に矛盾です。部下・メンバーを頼ってはいけない、何でもしっかりできる自分でないといけないという無意識の思い込みがうまくいかない根本の要因なのかもしれません。そこを緩め、自分のダメさを部下にさらけ出していけば、部下から支えてもらえるリーダーになれるのではないかということ。すなわち、リーダーも含めた相互依存が成り立つということです。これが、“頼れるリーダー”の定義です。世間一般で言われる頼れるリーダーは部下が上司を頼るという意味合いで使われると思います。でも敢えてここではその逆を定義したいと思います。部下を頼れるリーダーこそ、文字通り『頼れるリーダー』なのだと。

新入社員に教えてください! ~加工品評会編~

 9月1日に加工品品評会が行われました。毎月1回行われているそうで、集まった方々の中には会長・社長の姿も見られ、製品の品質、コスト、生産性面について議論されていました。

 この会の目的は開発された製品の情報を共有し、役員や他部署の方々にアドバイスを求める他、営業の方々に販売してもらえるよう共有することも含まれています。

 今回出された試作品は来年のスプリングサマー(春夏)とオータムウィンター(秋冬)向けの生地で、例えばスプリングサマー用は通気性に優れているなど、暑い季節に適した機能性をもつ生地が出されていました。
 私たちは来年、有名なブランドの製品になるかもしれない生地に触れるという貴重な経験をすることができました。再来年には同期が活躍するそうなので、彼らには強い期待が集まるばかりです。

モノ作りを通じて、社会の役に立つ活動を行う集団「SOCIAL x ACTION」

 『元SHOP店員の視点から、世の中の困り事を解決し、日常生活で感じるストレスを解消していく。』をコンセプトに掲げた、モノ作り集団「SOCIAL ACTION」を立ち上げました。

 キッカケは、「コロナ禍で困っている人達に対して、僕に出来るコトは何か?」と。行きつけの飲み屋の方々が、必死で踏ん張ろうと毎日お昼にお弁当を売っている姿を見て、お酒とお洒落を愛して止まない僕の心は激しく揺さぶられました。
 だから、今秋よりクラウドファンディングで「#飲食店を応援しよう」プロジェクトを始めます。クラウドファンディングで製品を販売し、集まった支援金の一部をタイアップ飲食店に応援金として寄付します。僕の胃袋と肝臓をガッチリ掴み、いつも元気をくれた飲食店に、モノ作りを通じて恩返しをしていきます。

…今回ご紹介するのはここまで。
気になって仕方ない方はクラウドファンディング開始か、次月グループ報をお楽しみに。撮影風景だけ少しお見せします。

丸井グループ社内報 Challenge World 9月号 Vol.371

自動洋服折りたたみ機&仕分け機

▲自動洋服仕分け機

 皆さまご存知だと思いますが、DP課ではUp-Tというウェブサイトを通じて、オリジナルのTシャツ作製を行っています。大量発送の際の折りたたみ、梱包、仕分け作業は人の手で行っており、かなりの手間が掛かっています。そこでDP課では、約1年前から洋服の自動折りたたみ機&仕分け機を開発しています。今回はその装置が完成間近とのことで取材してきました。

Q.この装置で何が改善されるのですか
 現段階で洋服1枚あたり7秒と人力よりも70%の作業時間を削ることができ、また洋服をレーン上に置くだけですので、作業者に手間が掛からないようになっています。ただ、現在の試験段階でも、シャツの厚みによってテープ止めが上手くいかない、仕分けの調節がまだまだかかるといった様々な課題を抱えており、多くの改善点が残っています。ちなみに、装置がここまで完成していくまでにはかなりの苦労がありました。

Q.開発時に苦労したことは何ですか
 開発当初の計画では1年かかる予定ではなかったのですが、装置がギリシャ製のため特殊な工事が必要、自社のシステムと他社のシステムのつなぎ合わせなどの様々な困難がありました。今後は問題なく運用できるよう改善を進めていきます。

会長の一言【コロナのせいにしない】

代表取締役会長 宮本 徹

最近よく、「コロナのせいで○○がダメになった。××ができなくなった。」という声を聞きます。確かにコロナで様々な活動は制限されました。でも、すべてを「コロナのせい」にすることは他責につながり、聞いている方は「できない言い訳」にしか聞こえません。そのような方はおそらく、「上司・お客様のせいで」「政府・景気のせいで」と言っているのではないでしょうか。最近の若者にみられる「くれない族」に似ていませんか?会社には必ずいますね。世間にも多く存在します。「くれない族」は欲求不満の人達でしょうか。そう考えると、日本国民全てが当てはまるかも知れませんね(笑)。あるいは「待ち」の人達ともいえると思います。こちらは責任を取りたくない人で、多く存在しそうです。両方の要素を持った人も多いですね。活動が制限されている中、今こそ色々なアイディアを出して、何かできることはないでしょうか。泣き言を言うよりは、まずは考えて動きましょう。逆に今が「チャンス」ではないでしょうか。当社は評論家や言い訳社員は不要です。現実を直視して、行動する集団にしたいですね。

新入社員に教えてください! ~ビジュアル標準書編~

 私たち新入社員が入社してから早くも5ヶ月が経ちました。様々な仕事のやり方を学ぶ毎日です。丸井では、仕事を覚える際に作業手順が文章で記載された、「作業標準書」が利用されています。しかし、新入社員にとっては、文章のみの説明では、作業内容を理解できないことや、勘違いをしてしまうことがあります。
 このような場合は、上司や先輩に尋ね、作業を見学して学んでいます。複雑な作業の場合は、何度も繰り返し見たいと思います。しかし、日常業務において特定の作業ばかりを繰り返すことは無いため、身に付けるのに時間を要します。そんな悩みを解消してくれるのが、今回取材をした「ビジュアル標準書」です。

Q.ビジュアル標準書とは?
 既存の紙形式の標準書ではなく、動画を用いた標準書のことです。動画を用いることで、より短い時間で効率的に作業内容を理解しやすくなり、紙媒体よりも学習者の理解のバラつきが軽減され、作業が統一化されると考えています。また、熟練者の作業を見ることで、勘やコツを含んだ部分も学べます。そして、新入社員だけでなく、実習生においても効率的に作業を学んでもらえます。

▲動画編集中の様子

Q.ビジュアル標準書プロジェクトの進捗状況は?
 プロジェクトは昨年6月からスタートしました。現在はいくつかの作業において、ビジュアル標準書が形になっており、一部の新入社員や実習生に対して、良い効果が見られ実績が得られています。しかし、ビジュアル標準書の閲覧方法が定まっていないこと、現場において活動重要性を今まで以上に高くする事が出来ず、上手く活用にまで至ってないことが課題です。

Q.今後はどのようにプロジェクトを進めていきますか?
 まずはより多くの実績を得ることを目指します。具体的には現行の標準書と熟練者の作業内容を比較し、不足部分の追加、不要部分の削除をします。その上で、紙媒体では伝わりづらいポイントを洗い出し、そのポイントをビジュアル標準書として作成し、活用していきます。

Sig FREAK’S STORE x NOTO QUALITY

 2020春よりスタートした、“生活に寄り添う大人機能服”をコンセプトに掲げる「Sig FREAK’S STORE」との、2シーズン目になる今秋のコラボアイテムが、8月13日よりCAMPFIRE(クラウドファンディング)にて先行販売開始!WE1833を使用したジャケット・パンツ・コートの展開で、メンズ・レディース共にご用意あり!しっかり「NOTO QUALITY」も紹介していただいています。

その他にも今秋は「NT1219A」を使用したシャツ、NT1086Aを使用したシャツ・ブルゾン・パンツなど、アイテム数を多く展開しています。

是非この機会に、QRコードをスキャンorクリックして、お好みの色・サイズをポチリしてお買い求め下さい。

通信教育について(丸井織物新入社員)

 みなさんは通信教育を受講したことがありますか?私たちは通信教育がどういうものか知るべく技術教育センターへ行きお話を伺いました。
 通信教育は日常業務では学ぶことが難しいものを自宅での時間を使って学ぶことができ、ライフスタイルに合わせて学習できることがメリットです。
 丸井グループ(丸井織物/宮米織物/良川サイジング/倉庫精練)では複数の通信教育団体から150程度の講座を選んでパンフレットに記載しています。技術的なものから対人スキルを学ぶものなどあります。基本的には教材を用いて学習し、レポートを提出する流れになります。
 期限内に課題を提出し、すべての課題が60点以上の場合修了認定され、受講料を全額会社が負担してくれます。
 年間100〜120件程の応募があり、中には毎年6件の講座を受ける人もいるそうです。これを学びたい!というものがあれば通信教育を活用してみてはいかがでしょうか?

丸井グループ社内報 Challenge World 8月号 Vol.370

クラウドファンディングへ挑戦

▲販売ページ(仮) *変更になる可能性があります。

今月からNS300初年度の活動として、『クラウドファンディング』を始めます。
クラウドファンディングとはインターネットを介して資金を調達したい人と出資したい人を結びつけるサービスの事です。

丸井織物でも8月12日から伸縮性や冷感に優れ、透けない上に毛羽立ちしにくいといった様々な特徴を持つシャツを売り出します。
また、こちらのシャツはペットボトルをリサイクルしたプラスチックが使用されており、シャツ1枚につきペットボトル11個分が使われているeco商品となっております。

値段は初回に限り9,800円です。
更に先着300名様にグレーのマスクもつきます。

但し、この商品は売上総額見込が100万円を達成出来なければ販売しない形となっております。欲しい方はぜひご家族やご友人、ご親戚に勧めてみては如何でしょうか?

▼販売ページ *販売開始まではアクセスできません。
https://www.makuake.com/project/maruiorimono/

会長の一言【コロナショックをビジネスチャンスにする】

代表取締役会長 宮本 徹

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、経済的打撃は、我々繊維業界にも大きな影響を与えています。感染拡大が収束し、緊急事態宣言が解除されようとも、今まで通りの暮らしにはすぐに戻りません。この機会にピンチをビジネスチャンスと捉え、その状態が過ぎるのをじっと待ちますか?確かにピンチのときは、ダメージを極力軽減できる体制を整えるのが重要なことですが、今回の新型コロナウイルスは、いつ事態が落ち着くかわからないピンチというものも考慮しなければならなくなりました。災害などであれば復旧や復興への目安は立てられますが、今回のように世界的な規模でのピンチに対しては、そうはいきません。つまり、ピンチだからといってそれをやり過ごすことだけを考えていては、体力が尽きてしまうこともあり得るということをしっかりと頭に入れておくべきです。ピンチがいつ終わるかわからない以上、新たな行動が求められていると言えます。 需要はなくなったわけでなく移動・変化していると考えることが大切です。ビジネスとは「困りごとを助ける」というのがセオリーです。ウイルス対策品や巣篭もり需要、安心・安全等の繊維関連ビジネスも多くあります。出来ない言い訳でなく、行動しましょう。

サステナビリティ・ビジョン

近年、国内でも意識が高まりサステナビリティという言葉を聞く機会が多くなりました。サステナビリティとは、「広く環境・社会・経済の3つの観点からこの世の中を持続可能にしていく。」という考え方です。
例えば、海外のお客様にはエコの考えがないと採用されない、国内でも商品選択判断の基準として安心安全なものを選択するなど、今はただ売上をあげる企業ではなく、社会にどう貢献できるかが評価される形に少しずつ変化しています。事業そのものが社会にとって役立つかどうかが1番の核になります。

当社でもサステナビリティに対してどう取り組むかが課題となっており、事業を通して社会貢献していくことを経営に落とし込むため、今回サステナビリティ・ビジョン「豊かで健やかな社会の実現に貢献します」を設定しました。経営理念とリンクしていますが、ポイントは社会全体に広げていく、という点です。

具体的な活動として、サステナビリティ委員会を立ち上げました。

社長を委員長とし、サステナビリティに関する方針の決定、目標の設定、モニタリング、組織や仕組みの決定を行い、皆様にご理解・浸透を目指す活動です。今年後半から来年にかけての方針で具体的に皆様に展開していく予定となります。
また、会社HPにサステナビリティについて掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

サステナビリティと聞くと難しそうと思う方も多いかと思いますが、ぜひ身の回りで考えることからスタートしてみてください。
例えば、再利用できるものがないか?省エネルギー、エコバッグ、ゴミの分別などできることがたくさんあります。業務のできるところから進めてほしいと思っております。

1人1人の取組みがサステナビリティ参画やサステナビリティ・ビジョン達成につながっていきます。よろしくお願いします。

企 業 図 鑑

・オリジナルラボ

歓迎会や飲み会などで一発芸に困ることはないでしょうか?MyBOTYがあればもう安心です。
ロバート秋山プロデュースのBOTYとオリジナルTシャツ作成サービスのTMIXがコラボしたなりきりTシャツで上司に変身してみませんか?
丸井グループ企業の商品であり、かつネタとしても面白いので、一発芸としてリスクのない大正解の選択肢です。

▼MyBOTYホームページ
https://tmix.jp/special/my_boty

・倉庫精練

石川、福井両県合同の補助事業に、倉庫精練、明林繊維、山八織物(いずれも福井県)の3社連携が採択され、6月26日に石川県庁で知事から認定証が交付されました。

谷本知事は、「絶えず消費者のニーズに応える意欲と成果につなげる努力が、繊維産業の一大集積地の役割を担うために大事」と激励。羽田社長が、「先行きが不透明な経済状況下でも新たなチャレンジを行う意義を強く感じている」と応えました。

3社連携は、当社と山八織物が、キュプラを使った快適な着心地、使い心地のナイトウエアなどの素材開発を進め、明林繊維が「DREAMiN」のブランド名で販売するものです。
なお、「DREAMiN」のHPでは、開発に携わった「職人」の1人として、田辺技術課長が紹介されています

・良川サイジング

7月に中能登町消防署の立入検査がありました。良川サイジングが鹿西に移って以来、初めてのこととなります。
今回の立入検査では、書類及び現場の避難経路状況、建物の状況の確認等が行われました。今まで指摘の無かった糸やオイルについても厳しくなりました。
良川サイジングとしては、これを機会に防災に対して強化をしていき、火災を起こさない工場を目指していきたいと存じます。

新入社員オープン講座報告(丸井織物新入社員)

 私たち新入社員は7月7日に行われた新入社員オープン講座に参加しました。
 この研修では入社から3か月の振り返り、職場における自分の対人行動を診断できるエゴグラムチェックと2つのグループワーク実習を行いました。
入社後3ヶ月間の振り返りでは成長したこと、できるようになったことを把握しモチベーションを高めることができました。グループワーク実習では、エゴグラムチェックで分かった改善点を意識して取り組むことができました。情報を言葉で伝え合い、地図を作る実習では情報を上手く伝える難しさ、情報共有の大切さを実感しました。計画書、報告書の作成を行う実習ではPDCAに従った仕事の進め方を学ぶことができました。
 今後、仕事する際には自分の意見をしっかり伝えること、グループ内で何をするのかわからない人がいないか適宜確認することを心がけていきたいです。

丸井グループ社内報 Challenge World 7月号 Vol.369

新入社員に教えてください! ~社長診断編~

 みなさんは6月18日に丸井織物にて行われた「社長診断」をご存知でしょうか?私たち新入社員にとっては「何を診断しているのか?目的は?」などの疑問がありました。そこで、新入社員の目線で調査した、社長診断について報告します!

 まず私達は社長診断の概要を知るために丸井織物社長の宮本好雄さんにインタビューを行いました。

Q.社長診断とは?
 「事業計画に沿って掲げられた全社の方針を達成するための取り組みであり、全社の方針を部、課、個人の方針へと順々に落とし込んでいきます。これにより、個人の方針達成が積み重なり、全社の方針が達成されるという仕組みになります。また丸井織物では、年2回行い、半期毎に各方針の進捗状況を共有・確認し、次の半期に向けて改善や修正を行っています。」

Q.メリットは?
 「社長診断の場では、部長や課長が方針の進捗報告を行いますが、聞き手は役員だけではなく、他部署の方もいます。そのため様々な視点で改善案が提案されることや、方針を達成するために他部署への要望を提案することも可能になっており、有意義な意見交換が出来ることです。」

 私達は社長へのインタビュー後に、実際に社長診断を見学させて頂きました!今回の社長診断はコロナ対策として必要最低限の方のみ会議室に集まり、その他の方はリモートでの参加となりました。私達も一室にご一緒させて頂きリモートで見学しました。
 実際に見学してみると今の私達では言葉の意味や資料の見方で理解できない箇所が多くありました。しかし、疑問点は診断の最中に室内で質問することが可能で、リモート見学の良い点であると感じました。
 最後に、貴重なお時間を割いてご協力くださった方々、ありがとうございました!

会長の一言【コロナ禍の対応について】

代表取締役会長 宮本 徹

 全国を対象に非常事態宣言が解除されましたが、コロナウイルスの影響はまだまだ終わりません。日本経済も世界経済も甚大なダメージを受け、新社会人や新入生は出鼻をくじかれ不安だらけの船出となりました。このままでは、日本人の多くが将来に対する不安から消費を控え、特に若者たちの大半は借金をして住宅や車などを「所有」しようとは思わなくなります。
 但し、この現象は仕方がない面もあります。親世代は子供に大手企業や役所などに入り、安定した生活を送ることを期待します。経済がシュリンクする中で「ナンバーワンよりオンリーワン」という意識になり、“坂の上の雲”や世界を見ずに育っています。その上、社会人になり、昇進・昇給が望めず、年金も期待できず、将来不安で萎縮する一方、何とかなるという楽観的な人も増えています。
 この状況を抜け出すためには、将来が不安だからこそ諦観するのではなく、状況が変わればそれに応じて変われば良いし、行動することです。『窮すれば即ち変ず、変ずれば即ち通ず』です。

倉庫精練5S活動 復活プロジェクト

 倉庫精練では5S活動復活プロジェクトを展開中です!どのようなことが行われているのでしょうか?丸井織物 生産調査室に教えて頂きました!!

Q.プロジェクト発足の経緯は?
 「5S活動の維持、不良や設備の安定稼働のため発足しました。」

Q.どのような活動をしていますか?
 「初回は“5Sの基本ふりかえり”講義(対象:課長、係長、リーダークラス)を行い、設備が似ている丸井織物 七尾工場を見学しました。
 2回目は従業員約100名へ3S・5Sについて講義を行い、講義後は実際に大掃除を実践しました。プロジェクトは11月までを予定しています。」

Q.目標を教えてください!
 「活動を通して、5Sの維持管理だけでなく、不良削減や設備安定稼働も達成できるよう活動していきます!!」

人がいない展示会 裏話

 現在、テキスタイル開発課では先月号で紹介している「人がいない展示会」の他にも、24種類の生地サンプルをまとめた「超寿命機能素材集」を配っています。こちらは以前展示会にいらっしゃったお客様に配ることで、展示会に来られなくても生地をお客様に知ってもらえるという試みです。また、生地ごとに説明文を記載しており、特徴がしっかりと伝わります。
 このような活動を始めてから、お客様に「動画見たよ」、「この生地いいね」と言ってもらえることが増えたそうです。実際、Instagramではフォロワーが一割ほど増え、現在5,500人を超えました。コロナ対策から考えられた企画でしたが、丸井織物の活動や商品のイメージアップにも繋がっているようです。

★編集後記(丸井織物新入社員)★
 私達、新入社員は先月号からグループ報制作に携わっています。今月号は記事のアイディアを出し合い、インタビューをして文章を作成することが大変でした。しかし、同期や多くの方に助けていただき仕上げることができました。今後も一歩ずつ成長していきたいと思っています。沢山の方に読んで頂き、もし良ければ感想など頂けると幸いです!

丸井グループ社内報 Challenge World 6月号 Vol.368

NS-300 ポスターとカードを配布しました!

 中期ビジョン「NS-300」のポスターとカードを丸井グループの皆さまに配布しております。唱和をはじめ、浸透ツールとしてご利用ください!

会長の一言【コロナショックにどう立ち向かうか】

代表取締役会長 宮本 徹

 今回のコロナショックは、リーマンショックを超える経済危機です。3月まではサプライチェーンの問題でしたが4月以降は世界で消費が消えました。暖冬・消費増税に加えて危機的な状況です。これほど仕事がない消費蒸発は初めてです。しかし消費は必ず戻ります。今はその時に一気に立ち上がる準備期間です。当社の方針は、雇用を絶対に守ること。①あらゆるキャッシュ流出の見直しと同時に、数年の好景気で意識せぬまま肥満体質になった②体質改善をするチャンスです。また、自社の強みを見直し③ファーストコールカンパニー(一番目に声のかかる会社)に選ばれる会社になる
 丸井の危機における瞬発力は凄いです。過去の危機においてその力が大いに発揮されました。今回もそうです。この変化は、中期ビジョンのX-Tech(クロステック)で次世代モノづくり事業のチャンスで衣料事業拡大・産業資材事業基盤強化・IT/新規事業のビジネスモデル創出を加速します。まさしく「ピンチはチャンス」です。明るく・元気にこの危機を楽しみましょう。

企 業 図 鑑

 皆様に改めてグループ企業を知っていただく機会とするため、各企業のトピックスをピックアップしてご紹介していきます!

・ウィル・テキスタイル

 商談スペースを使用し、月に一度ヨガレッスンを開催しております。専門インストラクターにお越し頂き、初級~中級クラスのストレッチを中心とした内容です。1時間のレッスンを終えた頃にはじんわりと汗をかき、よいリフレッシュになります。
 外出自粛要請が解除されたとしても、日頃の運動不足解消&ストレス発散に自宅ヨガをお勧めします。今は新型コロナ対策でレッスンはお休みしておりますが、丸井グループの皆様も飛び入り参加OKですので、ご興味のある方はご連絡ください。

・良川サイジング

 今月は当社の新型コロナウイルス対策を紹介します。
1.食堂利用時間の制限。
  部署毎に利用時間を分ける。
2.屋内喫煙場所を閉鎖し、屋外に喫煙場所を移動。
3.月曜日の全体朝礼中止。
4.帰国者・接触者相談センター連絡先や連絡の判断基準について社員へ案内。
5.マスクが入手困難となっていたため、1人あたり10枚を全社員に無料配布を実施。こちらは3月と5月の計2回行いました。「どこに行っても在庫がなく、とても助かりました!」と多くの社員に喜んでいただけました。
  取り組みは緊急事態宣言解除後も継続予定です。

新入社員研修を通して

 私たち丸井織物の新入社員は4月から2週間ほどの研修を受け、様々なことを学びました。特に印象に残ったことが3つあります。

 まずは5Sです。5Sとは自分だけでなく、他の人の安全も守るためのルールになります。ルールを守らないで「これでいいだろう…」と思い、油断や手抜きをするとケガや大きな労働災害に繋がる恐れがあります。そのため、現場で意見を出し合い、工夫していることが印象に残りました。
 次に学んだのは織物をつくる工程です。織るといっても、糸の種類や用途、糸の飛ばし方、糊剤の配合比率などの微調整が必要で、細やかな配慮が現場では求められるのだと感じました。
 最後にJJCオープン講座では、人との接し方や電話対応など、社会人としての基本的なマナーを学びました。
 いずれも学校では学ぶことができない貴重な経験ができました。今後の仕事でもこの経験を活かせるよう努力していきたいです。

★グループ報編集メンバー 新規加入のお知らせ★
 新入社員ならではの新しい考え方を取り入れることや丸井グループへの理解をより深めていただく目的で、6月号より1年間、丸井織物の新入社員が編集メンバーの一員として活動します。お仕事中の皆様の元へ取材に伺うこともあるかと思いますが、よろしくお願いします!

丸井グループ社内報 Challenge World 5月号 Vol.367

2020年度 入社式

 今年は丸井織物に7名、倉庫精練に9名の新入社員の方々が入社されました。おめでとうございます!(写真左:丸井織物/写真右:倉庫精練)
これから一緒に繊維業界を牽引していきましょう!

(下記に倉庫精練での入社式や研修の記事を掲載しています。)

会長の一言【コロナショックに打ち勝つ】

代表取締役会長 宮本 徹

 コロナ緊急事態宣言が発令されました。中国武漢から始まったコロナウイルスはグローバルなパンデミックを引き起こし、中国、そして欧米、楽観視していた東京・石川にも拡散してきました。世界同時株価の暴落に始まり、金融経済や実体経済ともに大きく影響が出てきました。この危機回復には相当の時間がかかるでしょう。『世界の工場』として成長した中国を中心としたサプライチェーンは縮小してグローバル化の流れは逆回転します。後進国から新興国へ需要をつくり成り立ってきた成長モデルは変化せざるを得ず、大量生産・大量消費・大量輸送での成長ルールが急速に変わります。当社も長期ビジョンで進めていますが、想定以上に速いスピードで進むでしょう。5G、在宅勤務、テレワーク、働き方改革は、我々のライフスタイルの変化を推し進めます。新しい需要が起きてきます。この暗いトンネルを抜けると明るい兆しが見えてきます。次の成長の波に乗るために生き延びていち早くチャンスを掴みたく思っています。厳しい経営環境ですが『打つ手は無限』一致団結頑張りましょう。

企 業 図 鑑

 皆様に改めてグループ企業を知っていただく機会とするため、各企業のトピックスをピックアップしてご紹介していきます!

・倉庫精練

 2020年4月1日(水)、新入社員9名を迎え入れました。
 同日、入社式を行いました。羽田社長からのお話では、丸井グループ中期経営計画「NS-300」に沿った当社中期経営計画「REBORN2022」がスタートすること、キャッチフレーズ「OPEN」の説明などがありました。
 そのあとの導入教育では、北野専務や各部門長による講義を行い、4月3日(金)甲野常務から仮配属先の発表があり、新入社員はそれぞれエルダー社員、その上司と交流しました。
 制服に着替えたのち、午後より各配属先で現場実習となりました。

GO!GO!改善デー

 今月は本社織布課の取り組みをご紹介します。テーマはディスプレイ操作不具合の改善です。
ディスプレイの効きが悪く困っているということから、どうして効きが悪くなるのかを丸井の大好きな“現地現物”で原因調査しました!!

 実際に壊れたディスプレイを課員で確認して原因を出し合い、改善に取り組んでいます。
機械のことなのでなかなか四苦八苦していますが、皆で仮説や案を出し合って実践→反省を繰り返しています。

 現地現物、仮説の実証のPDCAを回す、皆さんも再度意識してみてはいかがでしょうか。

丸井グループ社内報 Challenge World 4月号 Vol.366

ウィル・テキスタイル中計策定研修 工場見学会

 ウィル・テキスタイルの中期経営計画策定のため全6回に渡り、ウィル・テキスタイルと丸井織物の社員が合同で研修を行っています。
1~3回は主に座学や幹部講義を通して経営について学び、4~6回で実際の中期経営計画を策定していきます。
3回目にあたる2月21日にウィル・テキスタイルの受講メンバーが初めて丸井織物の工場を見学し、どのような流れで織物がつくられるかを直に見て頂き、意見交換を行いました。

その中で出た感想をご紹介します。

・初めて見るものばかりで、とても勉強になりました。今まではロットの問題が発生した際、「なんでできないの?」と言ってしまっていたのですが、その理由が分かり、反省しました。

・たて糸の重要さがよく分かりました。

・人の少なさにびっくりしました!出張で中国の工場へ行く機会があるのですが、そことは違い、最先端の工場を見せていただくことができました。

・新潟県や中国で同様の工場を見たことがありますが、整理整頓や工場内のきれいさなど、ずば抜けていました。

・サイジング工程はたて糸をセットするだけ、と思っていましたが糊付けなどたくさんのノウハウが詰まっており、工程も多く驚きました。

・織物ができるまでの工程は初めて見学したため、大変勉強になりました。

 4月から4回目の研修となり、いよいよ中期経営計画に向けて本格的に取り組んでいきます。
今回のように工場見学等を通し、グループ会社について直に見て知るという取り組みが相互理解にもつながるということを実感しました。今後もせっかくのグループ企業なので、お互いの会社を知るという機会を増やしていきたいですね。

食堂でのランチタイム

会長の一言【わたし失敗しないので】

代表取締役会長 宮本 徹

 ドラマ“ドクターX”で大門未知子は「わたし失敗しないので。」と言います。しかしドラマの中でピンチは多々あります。全てのピンチを未然に防ぐのは無理です。ピンチがきたときに「もうどうする事も出来ない」と諦めますか?「ピンチはチャンス」という考え方を身につけている人は、その瞬間辛くとも乗り越えていき、その後大きな力を得ていきます。突然のピンチ襲来に冷静さを失う事はよくありますが、最悪な状況にいる時こそ「自分は今ピンチなんだ」と冷静に見る事ができれば、すでにピンチを半分抜け出したようなものです。
 ピンチは仕事でも人間関係でも大概は自分のミスで誘発します。大切な事は失敗した事を悔やむよりも、「そこから何を学ぶか」、「次に繰り返さないために何ができるか」を考えることが早く乗り越えるコツです。ピンチの時こそ「不誠実な事はしない、逃げたりごまかす事はしない、言い訳をしない」という事が大事であり、苦しくて逃げ出したくても乗り越えていかなくてはいけません。失敗で他人に迷惑をかけた時、まずは誠心誠意、素直に謝罪することです。しっかりと相手に自分の誠意を届ける事が出来れば、「失敗」というピンチを、最大のチャンスに変えることができます。
 ピンチがきたその時、いかにして行動をとるのかによってチャンスとなるのかそうではないのかの境目となります。どん底まで絶望してもいいんです。大事なのは、いつまでも絶望の淵にいるのではなく「立ち上がる」という事。まずは問題が一刻も早く解決するように行動していく事が良い方法と言えます。その間に、落ち込む事すら忘れてしまいます。

企 業 図 鑑

 皆様に改めてグループ企業を知っていただく機会とするため、各企業のトピックスをピックアップしてご紹介していきます!

・倉庫精練

 3月9日(月)にエルダー教育を実施しました。エルダーとは、新入社員の良き相談役となる先輩社員という意味です。エルダー教育導入の目的は、新入社員ひとり1人に相談役がつき、心理的な支えと早期育成が期待できることと、エルダー自身が成長するためです。入社予定新入社員9名のエルダーが参加し、甲野常務から激励の言葉をいただいてスタートしました。
  研修ではエルダーとしての心構えを確認し、「メンター・先輩社員に求められる指導・支援の考え方・進め方」のDVDを視聴しながら、
・新入社員を良く知ること
・コミュニケーションのとり方
・相談されたときの悪い答え方、良い答え方
などを学びました。

・オリジナルラボ

 オリジナルグッズを作るTMIXでは、スポーツイベントで使われるチームTシャツ、応援タオルのほかに、歓送迎会や結婚式などを盛り上げるオリジナルTシャツも作っています。プレゼントやサプライズには、市販のものよりオリジナルデザインのものがおすすめです。オリジナルグッズでかけがえのない思い出作りをしてみませんか?「TMIX」で検索してください。

GO!GO!改善デー

 今回は第3織布課です。
日々の作業でエアマット作りを楽にしたいという思いから、テーマは“エアマット作成時間の削減”。

〈改善前〉
 壁に立てかけてあるため必要がないときに倒れる、作成時に引っ張り出すのが手間、使用済みエアマットが無造作に床に置いてあるのでサイズがすぐに分からず再利用が面倒に感じる etc 。
〈改善後〉
設置をトイレットペーパー方式に変更し、使用済みエアマット置き場を作ってサイズごとに保管することとしたため、作成が楽になり作業場もきれいになりました!
また、今回からサークルリーダーとは別にテーマリーダーが設けられました。責任感をもって進行し、会合中に出た問題まで解決できるようなリーダーがうまれたことが、今回の最大の改善かもしれません。

※3月号クイズ(表紙の「変わります」画像にトップ以外の方が1名混じっています。誰でしょうか?)の答え→丸井織物 生産管理課課長 中居義晴さんでした! (表紙写真右下)次回は中居さんのマネー講座を掲載予定です!お楽しみに!

丸井グループ社内報 Challenge World 3月号 Vol.365

グループ報に変わります。

2020年3月1日からグループ報に変わります。
丸井グループ全体の連携を、より強めていきましょう!

会長の一言【長期ビジョン・中期経営計画は何故必要か】

代表取締役会長 宮本 徹

中堅中小企業にとって現代は厳しい経済環境下にあります。勘に頼った経営はもう通用せず、会社経営が非常に困難な時代です。今のインターネット社会では、「自分だけが知り、ライバル会社は知らない」という競争優位な状態をつくりにくいのです。ライバル会社は社内 のあらゆる情報を入手、分析し、経営戦略を立てている可能性があります。仮に優秀な社員が無尽蔵にいて、資金を無制限に使い、すべての情報を入手することができるのであれば苦労しませんが、現実にはこれらの経営資源は有限です。

その制限された中で会社を継続的に維持・成長させていくためには、現状の姿と将来のあるべき姿のギャップを認識することが必要で、丸井グループを将来どんな会社にしたいのか、夢・目標・経営ビジョン等を持つことが大切です。それらの夢と会社の現実には乖離があります。しかし、むやみやたらに頑張れば乖離がなくせるというものではありません。最も効率的かつ効果が最大になるよう全社を挙げて行動すべきです。その全社の努力の方向性をコントロールしていくのが「長期ビジョンであり中期経営計画」です。

企 業 図 鑑

グループ報の記念すべき第1号は皆様に改めてグループ企業を知っていただく機会にしたいと思います。
各社長に1~3についてお伺いし、熱く語っていただきました!

1.会社紹介
2.社長の自己紹介
3.NS300に対する思い

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丸井織物・宮米織物株式会社

代表取締役社長 宮本 好雄(みやもと よしお)

1.グループ会社の皆様は、あまりご存知ないかと思うので、丸井織物株式会社と宮米織物株式会社の名前の由来をご紹介します。

宮米織物は、1937年(昭和12年)に現会長の祖父:宮本米吉氏が設立。宮米織物の名前は、初代社長の宮本米吉の名字「宮」と名前の「米」からとっています。
そこから19年後の1956年(昭和31年)に宮本米吉氏の弟:宮本二郎氏(丸井織物初代社長)と宮本米吉氏の三男:宮本三郎氏によって、丸井織物が設立。丸井織物は、設立地が「井田」地区だった事と、繊維有力産元の一村産業さんの会社で「丸和・丸一」と「丸(○)」とつく名前は縁起がいいとの事で丸井織物という名前になったそうです。

2.宮本好雄です。1961年5月生まれ、今年で59歳になります。丑年です。
趣味は読書とか映画・テレビドラマ鑑賞です。泣ける映画やテレビドラマが大好きです。

3.丸井グループは、これまで「変革100」「革新200」と自らのビジョンを打ち立て、果敢にチャレンジし、成し遂げてきております。新たな「NS300」は、その先にある長期ビジョン「Vision2030」での前半中期計画です。変化を恐れることなく、グループ一丸で、なんとしても達成し、「Vision2030」に近づきましょう。

良川サイジング株式会社

代表取締役社長 水口  茂(みずぐち しげる)

1.当社は1953年に良川織物協同組合サイジング工場として設立され、地域の機屋の経糸準備工場として創業。1966年10月6日に社名変更し良川サイジング株式会社を設立。その後、機屋の減少で経糸(たていと)準備だけでは経営が難しく1985年に織機WJL(ウォータージェットルーム)を導入し裏地生産を開始。

2011年に黒氏から現在地に移設後、準備機・織機を増設し2014年に丸井織物の子会社となりました。現在は、WJL252台と経糸準備機を保有。特徴は、営業・開発はすべて丸井織物で行い、売上の90%は丸井織物からの受注です。経験豊富な丸井織物の定年退職者を優先的に採用し活躍して頂いています。

2.小職は、2011年の移設業務全般に携わり、2016年に丸井織物から良川サイジングに赴任しました。
盆栽作りが趣味で、数年前にお客様とゴルフにいった際、OBの連続で不貞腐れていた私にキャディーさんから脇に生えていた松の苗木と苔を家に植えてはどうかと勧められ、そこからはまっています。
盆栽育成にも原理原則が有り、見様見真似では育たないところが仕事も同じであると痛感しています。

3.2024年までに売上10%UP、売上高営業利益率10%確保を数値目標に掲げています。裏地の国内減少をはじめ、経営的にマイナス要因が多い中、ピンチをチャンスに切り替える為、付加価値の高い商品への転換、設備の更新、人材の確保、品質の安定・生産性の向上を行う推進計画を立て実施しています。皆さんの力を借りて課題を解決しながら進めて行きたく、ご協力宜しくお願い致します。

丸井織物(南通)有限公司

総経理 楊 衛平(よう えいへい)

1.当社は、2004年に江蘇省南通市に設立されました。現在は、WJL180台、経糸準備設備2系列、乾燥機3台、検反機5台、反末染色機1台を保有し、92名の従業員と共に「日本製品と同品質の製品づくり」をコンセプトに取り組んでいます。
生産品種はスポーツカジュアル、アウトドア衣料、エアバッグ用織物です。中国に製造拠点を持つ世界的なスポーツメーカーやアパレルメーカー等に付加価値の高い合繊織物を提供しています。

2.1972年生まれ、入社7年目になります。今年は子の年で“本命年”、日本でいう年男です。趣味はバドミントン、テニス、チェスで、家族でも楽しむことが多いのですが、最近では息子の成長が著しく、追い越されそうです。また、週2回程東レ南通の方とバドミントンを楽しみながら体力維持に努めています。
他には家族との旅行が楽しみで、最近ではモンゴル、チベット、云南に行きました。

3.2018年中米貿易戦争が始まり2019年から市場景気が悪化。今年は更に悪い年と予測しており、NS300をどう達成するかが重要課題になっています。対策として、

(1)本社と連携し海外事業を拡大(中国生機をベトナムへ供給)
(2)染生地の自販(至難の業だが有力企業と連携を検討)
(3)本社との合作強化。許容量超過時の本社への生機供給

2018年、2019年に年間600万m以上の生機輸出の実現や昨年より原糸供給を開始し、部品供給においても今後の伸びしろに期待しています。
厳しい市場環境ですが、NS300の目標達成に向け課題を一つ一つクリアできるよう一緒に頑張りましょう。

倉庫精練株式会社

代表取締役社長 羽田  学(はねだ まなぶ)

1.当社は1914年に設立し100年超の歴史を有した染色加工会社です。2017年に丸井織物によるTOBが成立、現在は再建向け構造改革の途上にあります。
社員数は契約社員、海外研修生を含めると全体で約200名です。
化繊から合繊までの幅広い素材、また、織物、編物、一部不織布まで取り扱うことができることやラミネートなど当社独自の機能加工を多数有していることは、お客様にとって大きな魅力となっています。私たちは、このような特徴を一層強化しながら、丸井グループの一員としてしっかり輝いていけるよう未来に向けて頑張っていきます。

2.昨年3月に倉庫精練に入社。出身は大阪ですが、福井に6年勤務した経験があり今回で2回目の北陸となります。
学生時代はテニス部に所属していましたが、最近は週末にジムに通うのみで体が多少鈍ってきた為、またテニスでも始めてみようかと思っています。
昔から“自然体”を心掛けており、虚勢を張らず、自分に嘘を付かず、生きていければと思っています。

3.当社も丸井グループ“NS-300”に沿った形で、新規中期経営計画“Reborn2022”~RiseUpTogether~を作成しました。その骨子としては以下の3つです。

(1)工場整流化、設備改廃、再整備、ロス削減によるコストダウンの実現
(2)価格転嫁の実現、商品構成の変換による利益率の向上
(3)VIP顧客との関係強化、新規設備導入による当社オリジナル商材の拡大

これらの諸施策を着実に実施していくことにより早期の業績回復に努め、2023年3月期 には、黒字化を実現するという目標に向けて全社ワンチームとなって頑張っていきます。丸井グループの一員として、重要なポジションを担っている責任と自覚をしっかりと認識し、その役割を十分に発揮できるよう邁進していくつもりですので、今後ともグループ皆さんから暖かいご支援をいただけますようよろしくお願いします。

オリジナルラボ株式会社

代表取締役社長 椛島誠一郎(かばしま せいいちろう)

1.当社は、Tシャツ、スマホケース、バッグ等のオリジナルグッズをWEBで作り1つからでも購入できるサービスを運営しています。
サービスはTMIX、スマホラボ、ノベルティラボ等です。オリジナルグッズを作るならオリラボという位置づけを築くべくアイテム数を増やしています。
強みは、WEBでの集客力。具体的にはSEO(Googleなどの検索エンジンで上位表示すること)です。「オリジナルTシャツ」や「オリジナルスマホケース」などで検索をすると上位に表示され、そこで集客をしています。今後は、バッグ、ボトルなど様々なキーワードで上位表示し拡大を目指しています。

2.趣味は初期費用のかからないビジネスを立ち上げることです。オリジナルラボとは別に個人で2社創業し経営しています。日々ビジネスチャンスを探しており、儲かりそうなアイディアがあればとりあえずやってみるという形で、ネットサービスを立ち上げています。

3.ITは9億円から72億円、10年後には400億円をめざす規模感となっています。実現するためには、既存事業を伸ばしていくだけでは不可能です。そうすると新規事業やM&Aも活用していくことが重要です。現状の体制を考えると、経営者人材が圧倒的に不足しています。
そこで、オリジナルラボではすでに行っていますが、インキュベーション投資という形で丸井グループにかかわる経営者人材を育て、増やしていくことが重要と考えています。そういった新しい試みを行っていくことが楽しみです。

株式会社ウィル・テキスタイル

代表取締役社長 磯岡  潔(いそおか きよし)

1.当社は、2003年設立(三菱商事内で起業)、今年で創業17年目を迎えます。デザイン提案→生地提案→仕様書作成→縫製工場生産管理といったスポーツウエアのODM・OEMを行っています。主業務のデザイン、生地提案、生産管理のレベルを高めることはもちろんですが、お客様、縫製工場様、生地メーカー様との信頼&人間関係を深めることを最重要と考え社員一同日々努力しております。

2.1963年新潟県新発田市生まれ、56歳。中・高=柔道部(スパルタ系)。大学=スキー部。趣味:ゴルフ&御輿&読書。好きな言葉:意思のある所に道は開ける。

3.丸井グループの一員となり新生ウィル・テキスタイルとしてグループの川下として中核となるべく下記3点を中心として進んでいく予定です。

(1)従来の商社経由の業務委託契約(ウィル→商社→客先)から弊社自販(ウィル→客先)への業務内容の移行
(2)丸井さんとの協業による生地開発
(3)新たなビジネススキームへの挑戦

→将来のアパレル業界の変化に鑑み、我々の武器であるデザイン、縫製ノウハウ、生地開発能力を生かし新たなビジネスに挑戦していきます。具体的には、ECサイト会社との協業によるサプライチェーンの構築。ウィルPBブランドの販売等を始めとして始動していきます。

※表紙の「変わります」画像にトップ以外の方が1名混じっています。誰でしょうか?→答えは来月号で!

社内報 Challenge World 1月号 Vol.364

謹 賀 新 年

中能登町から富山湾越しの立山連峰日の出

皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年は上半期の好調に支えられ、年間では好業績を収めることができました。しかし、9月以降より潮目が変わり、一転して厳しい受注環境が続いております。一般的に、オリンピックイヤーからは景気が悪くなると言われております。それを反映するかのように、昨年秋からの消費税増税での消費落ち込み、そして2年連続となる暖冬での衣料消費不振と、繊維業界においては、非常に厳しい状況下での年度スタートとなります。とはいっても、私たちは決して右往左往する必要はありません。長期経営ビジョン「Vision2030」、そして中期経営計画「Next Stage-300」と目指すべき姿は明確です。全力で取り組んでいくだけです。

「Vision2030」では「世界に飛躍するカクシン・センイ・カンパニー」を目指すことを謳っております。私たちは世界中の人びとが彩り豊かな人生を過ごせる世の中を創るために、創意工夫とチャレンジ精神で人間成長を続ける企業文化のもと、繊維からイノベーションを生み出し続けることを目指すというものです。その上で、本年度より新たな中期経営計画「Next Stage-300」に取り組んでいきます。X-Tech(クロステック)で次世代のモノづくり事業を創出が基本コンセプトです。X-Techとは、既存産業にITの力を活用し、今までにない新たな価値や仕組みを提供することです。どしどしX-Techにチャレンジし、2024年には売上高300億円企業に成長するという計画です。これまで私たちは、変革100、革新200とビジョン経営を推し進め、着実に成し遂げてきました。本年度からは「NS-300」です。ぜひ、力を合わせて頑張っていきましょう。

最後になりましたが、安全・健康が第一です。皆様、そして皆様のご家族が健康で幸せな一年を過ごされることを祈願し、新年のご挨拶とさせていただきます。

(代表取締役社長 宮本 好雄)

社長賞 最優秀賞

社長賞最優秀賞を受賞された、第3織布課の水口課長に感想をうかがいました。

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ある課員が2018年の忘年会にて、何の根拠もなく「来年は社長賞ですね」と言って2019年がスタート。最初は社長賞からはほど遠く感じていました。
今期はまさに人材育成とチームワーク(連携)が成功の鍵となりました。課員が入れ替わり、特に黒氏工場は未経験者が半数といった状況からのスタートで、上期はとても苦しい状況でした。しかし係長が主体となり教育・指導に力を注いでくれたおかげで、メンバー一人ひとりが成長し、互いの工場を助け合えたことが今期の成績に繋がったと思います。

<今後の目標>
・コストダウン
・生産性向上
・高品質維持
・ウォーターとエアーの両方ができる人材の育成
・AJ(エアージェット)効率99%(笑)
を目指します。

最後になりますが、色々な場面でのご協力をいただいた皆さん、ありがとうございました。

忘年会で上座に座る第3織布課の皆さん

会長の一言【顧客づくりは、ご縁を深めること】

代表取締役会長 宮本 徹

営業活動というのは、物を売りに行くことでなく、お客様からテーマや宿題を頂いてそれを自社の専門性で解き明かし提案し抜く力です。それは、説得することでなく納得を得ることです。そしてアイデアを出し続けてお客様に完全に理解を得て満足していただくことがプロの仕事です。すなわちご縁をいただく、絆をつくることです。それには、商売を通じて人情と礼節の蓄積と接触が大事です。顔見知りがいくら増えても意味がありません。今のIT時代は人間関係が砂漠化しています。みんな顔見知りに過ぎない。人間関係を深めていこうという情熱や自分をさらけ出して人とつきあう人が減ってきています。どんなにうまくメッセージを流して納得を得ようとしても人情と礼節が伴っていなかったら実をむすびません。今の日本のビジネスはそういうまめさ、几帳面さを失っています。社内でも同様です。どうして社内の協力が得られないのか。サポートしようという気持ちが起きないのは社内の対話力がないからです。基本的な人間関係に礼節を欠いているのではないでしょうから社内が一枚岩にならないのです。

個別改善発表大会 最優秀賞

個別改善発表大会で最優秀賞を受賞された品質保証課サークルに感想をうかがいました。

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この度は最優秀賞をいただき、ありがとうございます。この賞は、システム、生産部、検査課、サークルメンバーの方々のご協力がなければ受賞することはできませんでした。皆様、ありがとうございました。
今回、ペーパーレス化を行った加工C反のフィードバックを今後も有効活用していき、実際に再発防止+加工C反削減という結果に結びつくよう、取り組んでいきたいと思います。
今年は不況とありますが、「ピンチはチャンス」をモットーに、改めて日々の業務で無駄や効率の悪い部分がないかを見直し、今回の改善で終わらせることなく、今後も引き続き改善をし続けていきたいと思います。

七尾東雲高校「ふるさと企業を知る会」

今年の「ふるさと企業を知る会」には、JET織布課の大畠さん(OG)が参加されました。後輩たちへ、企業概要説明や社会人として大切なことを自分の言葉で語っていただきました。ありがとうございました!

社内報 Challenge World 12月号 Vol.363

Premium Textile Japan 2020AW

「Premium Textile Japan 2020AW @東京国際フォーラム」が 11/19(火)~20(水)にて開催。
入口付近の一等地に構え、今回も他社との差別化を図った展示の影響もあり、 初日から多くのお客様が超寿命機能素材を見に来場された。

「白」
展示品は全て白。今回は一部品番で製品染め色見本もご紹介。
製品染めは非常に評判が良く、どれもpick up上位に入り込む結果となった。
また、白生地での展示の影響か、医療やユニフォーム、プリントなど、従来とは異なるゾーンのバイヤーも多かった印象。

「新」
3つのキーワードに重きを置き、従来よりも新マークを多く展開。
現状は主に海外向けではあるが、「Recycle品(GRS)」を増やし、しっかりと準備している事をアピール。また、実績◎の「Shirts」では、Oxfordなど組織バリエーションを広げ、より一層マーケットでのPE(ポリエステル)シャツの確立を図る。
さらに、声の多かった「Warm感」あるPEのニーズに応えるべく、両面起毛や微起毛などの秋冬向け素材の提案も行った。新マークはpick up数にバラ付きが出た為、今後の企画などの参考にしていきたい。

「〆」
展開方法を3シーズン継続した事もあり、着々と認知度向上を肌で感じた。
また、ポケットティッシュを用いた販促は、多くの方に興味を持っていただけた。
今後に向けては、大きく見せ方を変えるつもりはないが、その中で新しさや鮮度の出し方の工夫、そして、その先のビジネスにどう繋げていくかが重要になってくると感じる。

最後に、ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。

PTJ展 生地ランキング

左から(1),(2),(3)

第1位:画像(1)
“DRY(速乾:部屋干し3時間で乾く素材)”と、綿タッチ、ストレッチが特徴です。

第2位:画像(2)
軽くてあったかいストレッチコーデュロイ狙いで開発した生地で、3層構造の多層織りで厚地なのにとても軽いです。
その他、“DRY(部屋干し3時間)” と、ストレッチが特徴です。

第3位:画像(3)
半年前の展示会で第1位となった生地のエコ版で、経糸にペットボトル・リサイクル糸を使用しています。“DRY(部屋干し3時間)”と、綿タッチ、ストレッチが特徴です。倉庫精練の FutureNature (フューチャーネイチャー)と いうシワ加工をしていて、綿のような見た目と触感が人気となりました。

トップの一言【長期ビジョンを策定したのはなぜ?】

代表取締役会長 宮本 徹

本年、1月から長中期ビジョンを策定してきました。今回は長期ビジョンも策定しました。長期の時間軸を持つこと、時代の変化とともに自ら変わり続けることが大切だからです。短・中期と長期という一見矛盾するような見方を両立させることが持続的成長の鍵になります。グローバル化やデジタル化といった環境変化は、持続的成長の難しさと重要性をあらためて問いかけています。短期的に利益を出すことに成功しても、変化が激しく不確実な時代に、遠い将来を予測して道筋を示すことは難しいですね。先行きが見通しにくい時代こそ企業が持続的に生き永らえるには、時代とともに変化し続ける競争力のある組織になるべきです。企業はマーケットで勝って、成長させないと潰れてしまいます。勝つためには競争力を持つこと。競争力は組織が持っている力です。いくら良い製品をつくろうが、新しい市場を開拓しようが、遅かれ早かれ競合が出てきてコピーされていきます。でも組織力は簡単にはコピーできません。だから競争力がある組織をいつも目指しています。長期の時間軸を持ち、時代の変化と共に自ら変わり続けることができる自己変革力が大切です。

スイス→イタリア出張報告

スイスとイタリアの両国に出張で行って参りました。

目的は、検査工程(巻取り+カット+梱包)の自動化装置の視察とスペック等の打ち合わせです。自動化装置のメーカー3社と出張前から当社の導入目的と要望や質問事項についてメールでやり取りを重ね、更に社内で内容を共有しながら準備していきました。

その甲斐あってメーカーとの打ち合わせの中で、3社の設備の特色とスペックを整理でき、実際に導入するとなった場合の当社の課題もいくつか浮かび上がるなど、収穫のある出張となりました。

(私自身初ヨーロッパで特に英語に不安がありました。早速スイス入国審査で言葉が理解できず、怒られ悲しい気持ちになるなど洗礼を受けました。トラブルはいくつもあり、書ききれず割愛しますので、個別でお話させてください。)

最後に貴重な出張の機会をいただき、誠にありがとうございました。この経験を活かし引き続き取り組んでまいります。

デジタルプリント課アイテム紹介

今月のDP(デジタルプリント)課アイテム紹介は旧越路小学校1Fで作業中の michi Nail です。
michi Nail とは、ネイルチップ(つけ爪)専門のECサイトです。こちらのECサイトで取り扱っている商品は、自宅サロンをしている現役ネイリスト、子育て中の主婦、また仕事をしている会社員など、さまざまな方が職人として1点1点丁寧に手作りして頂いています。昨今の働き方改革で定時後はハンドメイドで副業!という内容でヒルナンデスでも特集していましたし、時代の潮流なのかもしれませんね。

DP課では出来上がったネイルチップを課員が可愛いパッケージに、いつも一生懸命に梱包してお客様の元へ発送しています。パッケージも猫や花柄のモチーフなので、ネイルをつける前から嬉しいのではないかなと思います。

種類があり過ぎてネイルチップのデザインは紹介しきれませんが、今回はおすすめを2点だけご紹介します。

まずは冬にぴったりの「冬の白くまネイル」。

もうすぐやってくる成人式に「和風の紅(くれない)ネイル」。

どうです、つけてみたくなりませんか?

そろそろクリスマスもやってきます!彼女・彼氏?へのプレゼントにも、もちろんおすすめの michi Nail のご紹介でした。

GO!GO!改善デー

今回は〝思い込みは怖い〞というお話です。

機掛け作業の中で何に時間がかかっているか、どんな不具合があるかを洗い出していたところ、他の部署の人や改善推進メンバーが「これは何のためにあるのだろう?」と疑問を持つ作業が見つかりました。
作業者に質問してみると、とある欠点対策のための作業だと教わったとのこと。ですが、他の部署では実施していない作業だったので、1時間かかっていたその作業を試しになくしてみました。すると全く問題なかったどころか稼働自体も良くなり作業効率も上がりました(!)。
長年当たり前のように続けていたから誰も疑問を抱かなかった作業。このように第三者の目線が入ることで改善につながることがあるようです。固定概念を捨てることが、改善において大切なのですね。