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社内報 Challenge World 1月号 Vol.364

謹 賀 新 年

中能登町から富山湾越しの立山連峰日の出

 皆様、明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 昨年は上半期の好調に支えられ、年間では好業績を収めることができました。しかし、9月以降より潮目が変わり、一転して厳しい受注環境が続いております。一般的に、オリンピックイヤーからは景気が悪くなると言われております。それを反映するかのように、昨年秋からの消費税増税での消費落ち込み、そして2年連続となる暖冬での衣料消費不振と、繊維業界においては、非常に厳しい状況下での年度スタートとなります。とはいっても、私たちは決して右往左往する必要はありません。長期経営ビジョン「Vision2030」、そして中期経営計画「Next Stage-300」と目指すべき姿は明確です。全力で取り組んでいくだけです。

 「Vision2030」では「世界に飛躍するカクシン・センイ・カンパニー」を目指すことを謳っております。私たちは世界中の人びとが彩り豊かな人生を過ごせる世の中を創るために、創意工夫とチャレンジ精神で人間成長を続ける企業文化のもと、繊維からイノベーションを生み出し続けることを目指すというものです。その上で、本年度より新たな中期経営計画「Next Stage-300」に取り組んでいきます。X-Tech(クロステック)で次世代のモノづくり事業を創出が基本コンセプトです。X-Techとは、既存産業にITの力を活用し、今までにない新たな価値や仕組みを提供することです。どしどしX-Techにチャレンジし、2024年には売上高300億円企業に成長するという計画です。これまで私たちは、変革100、革新200とビジョン経営を推し進め、着実に成し遂げてきました。本年度からは「NS-300」です。ぜひ、力を合わせて頑張っていきましょう。

 最後になりましたが、安全・健康が第一です。皆様、そして皆様のご家族が健康で幸せな一年を過ごされることを祈願し、新年のご挨拶とさせていただきます。

(代表取締役社長 宮本 好雄)

社長賞 最優秀賞

 社長賞最優秀賞を受賞された、第3織布課の水口課長に感想をうかがいました。

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 ある課員が2018年の忘年会にて、何の根拠もなく「来年は社長賞ですね」と言って2019年がスタート。最初は社長賞からはほど遠く感じていました。
 今期はまさに人材育成とチームワーク(連携)が成功の鍵となりました。課員が入れ替わり、特に黒氏工場は未経験者が半数といった状況からのスタートで、上期はとても苦しい状況でした。しかし係長が主体となり教育・指導に力を注いでくれたおかげで、メンバー一人ひとりが成長し、互いの工場を助け合えたことが今期の成績に繋がったと思います。

<今後の目標>
・コストダウン
・生産性向上
・高品質維持
・ウォーターとエアーの両方ができる人材の育成
・AJ(エアージェット)効率99%(笑)
を目指します。

最後になりますが、色々な場面でのご協力をいただいた皆さん、ありがとうございました。

忘年会で上座に座る第3織布課の皆さん

会長の一言【顧客づくりは、ご縁を深めること】

代表取締役会長 宮本 徹

 営業活動というのは、物を売りに行くことでなく、お客様からテーマや宿題を頂いてそれを自社の専門性で解き明かし提案し抜く力です。それは、説得することでなく納得を得ることです。そしてアイデアを出し続けてお客様に完全に理解を得て満足していただくことがプロの仕事です。すなわちご縁をいただく、絆をつくることです。それには、商売を通じて人情と礼節の蓄積と接触が大事です。顔見知りがいくら増えても意味がありません。今のIT時代は人間関係が砂漠化しています。みんな顔見知りに過ぎない。人間関係を深めていこうという情熱や自分をさらけ出して人とつきあう人が減ってきています。どんなにうまくメッセージを流して納得を得ようとしても人情と礼節が伴っていなかったら実をむすびません。今の日本のビジネスはそういうまめさ、几帳面さを失っています。社内でも同様です。どうして社内の協力が得られないのか。サポートしようという気持ちが起きないのは社内の対話力がないからです。基本的な人間関係に礼節を欠いているのではないでしょうから社内が一枚岩にならないのです。

個別改善発表大会 最優秀賞

 個別改善発表大会で最優秀賞を受賞された品質保証課サークルに感想をうかがいました。

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 この度は最優秀賞をいただき、ありがとうございます。この賞は、システム、生産部、検査課、サークルメンバーの方々のご協力がなければ受賞することはできませんでした。皆様、ありがとうございました。
 今回、ペーパーレス化を行った加工C反のフィードバックを今後も有効活用していき、実際に再発防止+加工C反削減という結果に結びつくよう、取り組んでいきたいと思います。
 今年は不況とありますが、「ピンチはチャンス」をモットーに、改めて日々の業務で無駄や効率の悪い部分がないかを見直し、今回の改善で終わらせることなく、今後も引き続き改善をし続けていきたいと思います。

七尾東雲高校「ふるさと企業を知る会」

 今年の「ふるさと企業を知る会」には、JET織布課の大畠さん(OG)が参加されました。後輩たちへ、企業概要説明や社会人として大切なことを自分の言葉で語っていただきました。ありがとうございました!

服好きの反対側を攻めるー繊研新聞

「毎日着たくなる服」はどう生まれたか--
 丸井織物×オールユアーズ

 合繊織物を主力に織機1,000台超を保有する国内最大の織物メーカー、丸井織物。“ライフスペックウェア”をコンセプトに、「毎日着たくなる服」を手掛ける気鋭のアパレル企画会社、オールユアーズ。今では資本関係も結ぶ両社は、「服好きじゃない人」の市場に成長の可能性を見いだした。ニーズを捉え、シンプルなデザインで実現し、効果的に発信することで、着実に支持を集めている。丸井織物の宮本淳二営業第二部部長兼東京営業所長、オールユアーズの原康人代表取締役兼ライフスペックディレクターに対談してもらった。


左から宮本氏、原氏


服のストレスから解放

-両社が共同開発したセットアップがオールユアーズの主力商品に。ウールに見えるポリエステル100%で、乾きやすさや伸び縮みする特徴を発信した。

 丸井織物の生地を使ったもので、クラウドファンディングの24ヶ月連続企画では、売上の過半を占めました。僕らに求められるものがよく分かったので、商品を絞り、今後も深堀りしていきます。働き方が変わり、働くときに着る服も変わっていくと思います。ワークウェアがスーツであることに不満や疑問を感じる人や、ジャケットを羽織ればいい職場が増えてきました。

-フリーランスやIT系など、服装の自由度の高い職種の人から支持されている。

宮本 一度気に入ると、たくさん買ってくれます。動機はトレンドではなく、好きか嫌いか。自分の考えに合ったブランドがあれば、使い続ける市場が生まれています。

 極端に効率を求めますからね。その人たちにとって服は基本面倒なもの。買いに行くのもそうですし、重かったり、伸びない服は着たくない。洗濯も面倒だし、乾くのを待つのも嫌。毎日着る服を選ぶのも煩わしい。そんなストレスがない服を目指しています。

宮本 欲しいのは、見た目が良くて楽に着られるもの。(IT化などで)職種とその就業者数も変わっていくなか、人口は減ってもその市場は大きくなると思います。

 服好きではないが、無頓着でもない。自分に合うものが見つかれば2万円でも買う。こだわるところが違うだけです。

シンプルを追求

-生地を重視している。

 形をとてもシンプルにしているので、生地がほぼ全て。加えて、僕らの企画はコンセプトを立てる普通のデザインと違い、問題解決が起点なので、答えが一択しかないんです。

宮本 その一択にこたえる生地を開発するには、あらゆる知識を動員しないといけない。シンプルゆえに難しい。例えば、速く乾く商品なら、水分を速く拡散できる構造を糸や生地設計で作るのですが、天然繊維のように見栄えのいいものにするには、糸の材質から考えないといけない。合繊だけを知っている人間では解決できない。丸井織物は、綿を中心とした先染め織物を長年手掛けてきた人と契約し、彼の目で仕上がりを確認してもらっています。

企画と生地開発で生活者に寄り添う

 シンプルな中で差別化しないといけない。綿の先染め織物に見えるポリエステルは、完成に8年を要しました。綿と遜色なく、合繊っぽい要素もあってちょっと違う。そのわずかな違いを若い子の方が感じてくれます。

-丸井織物の自社販売生地ブランド「ノトクオリティー」は、原さんも企画に入ってから「超寿命機能素材」を訴求している。

 長く使うと2枚めを買ってもらえないと言われますが、それは逆。「よかったからもう1枚買おう」が一般生活者の感覚です。僕らの商品は、買った後も含めてデザインしています。

宮本 ノトクオリティーもそこがコンセプトです。

 僕らの商品は10品番だけ。売り上げの7割が3年以上販売している商品です。生地もニーズを的確に捉えていれば、同じものを売り続けていいと思います。色や柄はブランドによって変えればいい。刺身がうまければ、料理の仕方が何パターンもあるということです。今はブランドが生地に売り文句を求めすぎているのではないでしょうか。

(2019.12.26/橋口侑佳様)

「ものづくりの達人たち」大賞受賞!ーJ クオリティー・アワード2019

一般社団法人 日本ファッション産業協議会は、J∞QUALITY認証事業5周年記念として日本が誇る繊維産業・産地において独自の技術開発に携わった人、匠の技術を持った人をクローズアップし、「ものづくりの達人たち」として50人を選出し、その中から15人を大賞とし決定いたしました。

藤田 晃弘 さん

FUJITA AKIHIRO
丸井織物株式会社(石川県鹿島郡)
テキスタイル開発部 取締役兼テキスタイル開発部部長
合繊織物の商品開発におけるテキスタイルの企画、設計および試作が完成するまでに必要な、織物設計技術、製織技能、品質・物性評価技能に卓越。合繊の機能性と感性を高め、今までにない優れたテキスタイルの数々を製品化まで導き、後進の指導育成にも務めています。

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職場見学360度動画を公開いたしました

採用情報のページに丸井織物の各職場の様子が分かる360度動画を公開いたしました。見る際に自由に視点を切り替えて360度どの角度からも職場をご覧いただくことができます。ぜひご視聴ください。(※通常の動画よりも容量が大きいため、Wi-Fi環境でのご視聴をお勧めします。)

【VR職場見学】丸井織物(採用情報のページ中央付近)

GRS 認証取得のお知らせ ーニュースリリース

丸井織物株式会社(本社:石川県鹿島郡、代表取締役社長:宮本好雄)は、認証機関 Control Union Certifications による GRS(Global Recycled Standard)認証製品のリサイクルポリエステル及びリサイクルナイロンのファブリック製品の取り扱いを開始いたしましたのでお知らせいたします。

「織機1000台をIoT化。省力化で生まれた社員の力を創意工夫に」ーほっと石川

品質はいいものの、どうしてもコストが割高になってしまう―。厳しい国際競争に直面する多くの国内メーカーが抱えるこの課題を解決するための糸口として、国内最大手の織物メーカーである丸井織物では積極的なIoT化に挑戦しています。