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丸井グループ社内報 Challenge World 9月号 Vol.371

自動洋服折りたたみ機&仕分け機

▲自動洋服仕分け機

 皆さまご存知だと思いますが、DP課ではUp-Tというウェブサイトを通じて、オリジナルのTシャツ作製を行っています。大量発送の際の折りたたみ、梱包、仕分け作業は人の手で行っており、かなりの手間が掛かっています。そこでDP課では、約1年前から洋服の自動折りたたみ機&仕分け機を開発しています。今回はその装置が完成間近とのことで取材してきました。

Q.この装置で何が改善されるのですか
 現段階で洋服1枚あたり7秒と人力よりも70%の作業時間を削ることができ、また洋服をレーン上に置くだけですので、作業者に手間が掛からないようになっています。ただ、現在の試験段階でも、シャツの厚みによってテープ止めが上手くいかない、仕分けの調節がまだまだかかるといった様々な課題を抱えており、多くの改善点が残っています。ちなみに、装置がここまで完成していくまでにはかなりの苦労がありました。

Q.開発時に苦労したことは何ですか
 開発当初の計画では1年かかる予定ではなかったのですが、装置がギリシャ製のため特殊な工事が必要、自社のシステムと他社のシステムのつなぎ合わせなどの様々な困難がありました。今後は問題なく運用できるよう改善を進めていきます。

会長の一言【コロナのせいにしない】

代表取締役会長 宮本 徹

最近よく、「コロナのせいで○○がダメになった。××ができなくなった。」という声を聞きます。確かにコロナで様々な活動は制限されました。でも、すべてを「コロナのせい」にすることは他責につながり、聞いている方は「できない言い訳」にしか聞こえません。そのような方はおそらく、「上司・お客様のせいで」「政府・景気のせいで」と言っているのではないでしょうか。最近の若者にみられる「くれない族」に似ていませんか?会社には必ずいますね。世間にも多く存在します。「くれない族」は欲求不満の人達でしょうか。そう考えると、日本国民全てが当てはまるかも知れませんね(笑)。あるいは「待ち」の人達ともいえると思います。こちらは責任を取りたくない人で、多く存在しそうです。両方の要素を持った人も多いですね。活動が制限されている中、今こそ色々なアイディアを出して、何かできることはないでしょうか。泣き言を言うよりは、まずは考えて動きましょう。逆に今が「チャンス」ではないでしょうか。当社は評論家や言い訳社員は不要です。現実を直視して、行動する集団にしたいですね。

新入社員に教えてください! ~ビジュアル標準書編~

 私たち新入社員が入社してから早くも5ヶ月が経ちました。様々な仕事のやり方を学ぶ毎日です。丸井では、仕事を覚える際に作業手順が文章で記載された、「作業標準書」が利用されています。しかし、新入社員にとっては、文章のみの説明では、作業内容を理解できないことや、勘違いをしてしまうことがあります。
 このような場合は、上司や先輩に尋ね、作業を見学して学んでいます。複雑な作業の場合は、何度も繰り返し見たいと思います。しかし、日常業務において特定の作業ばかりを繰り返すことは無いため、身に付けるのに時間を要します。そんな悩みを解消してくれるのが、今回取材をした「ビジュアル標準書」です。

Q.ビジュアル標準書とは?
 既存の紙形式の標準書ではなく、動画を用いた標準書のことです。動画を用いることで、より短い時間で効率的に作業内容を理解しやすくなり、紙媒体よりも学習者の理解のバラつきが軽減され、作業が統一化されると考えています。また、熟練者の作業を見ることで、勘やコツを含んだ部分も学べます。そして、新入社員だけでなく、実習生においても効率的に作業を学んでもらえます。

▲動画編集中の様子

Q.ビジュアル標準書プロジェクトの進捗状況は?
 プロジェクトは昨年6月からスタートしました。現在はいくつかの作業において、ビジュアル標準書が形になっており、一部の新入社員や実習生に対して、良い効果が見られ実績が得られています。しかし、ビジュアル標準書の閲覧方法が定まっていないこと、現場において活動重要性を今まで以上に高くする事が出来ず、上手く活用にまで至ってないことが課題です。

Q.今後はどのようにプロジェクトを進めていきますか?
 まずはより多くの実績を得ることを目指します。具体的には現行の標準書と熟練者の作業内容を比較し、不足部分の追加、不要部分の削除をします。その上で、紙媒体では伝わりづらいポイントを洗い出し、そのポイントをビジュアル標準書として作成し、活用していきます。

Sig FREAK’S STORE x NOTO QUALITY

 2020春よりスタートした、“生活に寄り添う大人機能服”をコンセプトに掲げる「Sig FREAK’S STORE」との、2シーズン目になる今秋のコラボアイテムが、8月13日よりCAMPFIRE(クラウドファンディング)にて先行販売開始!WE1833を使用したジャケット・パンツ・コートの展開で、メンズ・レディース共にご用意あり!しっかり「NOTO QUALITY」も紹介していただいています。

その他にも今秋は「NT1219A」を使用したシャツ、NT1086Aを使用したシャツ・ブルゾン・パンツなど、アイテム数を多く展開しています。

是非この機会に、QRコードをスキャンorクリックして、お好みの色・サイズをポチリしてお買い求め下さい。

通信教育について(丸井織物新入社員)

 みなさんは通信教育を受講したことがありますか?私たちは通信教育がどういうものか知るべく技術教育センターへ行きお話を伺いました。
 通信教育は日常業務では学ぶことが難しいものを自宅での時間を使って学ぶことができ、ライフスタイルに合わせて学習できることがメリットです。
 丸井グループ(丸井織物/宮米織物/良川サイジング/倉庫精練)では複数の通信教育団体から150程度の講座を選んでパンフレットに記載しています。技術的なものから対人スキルを学ぶものなどあります。基本的には教材を用いて学習し、レポートを提出する流れになります。
 期限内に課題を提出し、すべての課題が60点以上の場合修了認定され、受講料を全額会社が負担してくれます。
 年間100〜120件程の応募があり、中には毎年6件の講座を受ける人もいるそうです。これを学びたい!というものがあれば通信教育を活用してみてはいかがでしょうか?