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丸井グループ社内報 Challenge World 1月号 Vol.400

※Vol.399は「丸井グループビジネスコンテスト特集号」として紙媒体にて発行済みです。Web掲載はございません。

新年のご挨拶

丸井織物 宮米織物 代表取締役社長 宮本 好雄

「冬晴れ」新年の始まりを思わせる陽の光に包まれた蛇ヶ池。撮影:古澤久良

今年は60年に一度の「癸卯(みずのとう)」。
これまでの努力を糧に、グループとして大きな飛躍を!

皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年は、第三織布工場での141台の織機入替、倉庫精練社でのDP工場立ち上げ、そして倉庫精練社の完全子会社化と、大規模な設備投資・M&A投資を実施しました。その償却・資金負担等は大きかったですが、2021年経常利益水準をなんとか維持する事ができました。ありがとうございます。

グループ損益は、売上が220億円前後で順調に伸びてきております。営業利益も14億円前後で、2021年と同水準を確保する見込みです。
個別にみると、ウィル・テキスタイル社は売上・利益ともに過去最高予定、丸井南通社も売上が過去最高予定です。

さて、今年は、「癸卯(みずのとう)」という干支で、「これまでの努力が花開き、実り始める」といった縁起のよさを表しているとありました。2020年からのコロナ禍もそろそろ終焉となり、2023年は3年に渡るコロナ禍から大きく「飛躍」し、私たちの生活が大きく「向上」する年になる事を祈ります。
昨年から続く電力等のエネルギー費用はじめ、糊・油剤費高騰等、何もかもがコストアップになっております。まずは、「自分の城は、自分で守れ」で、コストダウン、生産性アップ、自動化・省人化等、自分たちで出来ることはスピード感を持って取り組んでいきましょう。

1月より第4期ジュニアボード研修が開始となります。コロナ禍で世の中が大きく変化し、現在の中期ビジョン「NS-300」に次ぐ、新中期ビジョン制定に取り組んでいただきます。メンバーの皆様は、長丁場ですが頑張っていただきたいです。

最後になりますが、今年こそはゼロ災の達成、そして皆様及び皆様のご家族様が健康で幸せな一年を過ごされることを心より祈願し、新年のご挨拶とさせていただきます。
 

会長の一言

丸井織物 宮米織物 倉庫精練 代表取締役会長 宮本 徹

時代や環境の変化に適応し、
成長・発展のチャンスにする。

新年あけましておめでとうございます。
昨年は皆様のご協力や努力でコロナ前の業績にほぼ、戻ることができました。足元の経営環境は、回復基調にありますが、ウクライナ問題の長期化によるエネルギー価格の高騰、世界的なインフレの進行、欧米の金融引き締めによる世界経済の減速、大幅な円安、電力料金の値上げなど、先行は不透明な状況です。
その中で弊社が更に成長・発展していくには、環境変化に適応していくしかありません。大きなチャンスがきたと考えています。

昨年、経済産業省より繊維ビジョン2030も発表されました。弊社の方向性と大きな乖離もありません。今年は、丸井グループのさらなる発展のための新中長期ビジョンを策定します。皆さん一人一人の成長と会社の発展目指して皆さんとともに頑張りたく思っています。

 

丸井グループ 各社年度方針

丸井織物

取締役副社長 宮本 米藏

本年は『イノベーションイヤー2023』と位置づけ、全社をあげた変革に取り組みます。
年度スローガン「イノベーションイヤー、構造転換で持続可能な成長を加速させる。」、年度方針「サステナビリティとDXで次世代事業へ構造転換」と設定しました。

昨年はコロナ禍に加え、国際情勢でも大きな変化が起き経営環境は一変しました。また、日本経済や繊維産業の構造的な課題が浮き彫りとなった年でもありました。
丸井織物は不況の度にピンチをチャンスに変えて成長してきた会社です。環境変化への対応は当社の強みのひとつ。この大変化もチャンスと捉えて、グループ各社の皆さんと共に変革に取り組んでいきましょう。

さあ、昨日までのMARUIを超えよう!

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良川サイジング

水口 茂 社長

コロナに加え織機入替、カム機改造、ストローク改修と慌ただしい年でした。
一方で5Sプロジェクトも定着しつつ有りお客様にいつでもご覧いただける会社に成ってきました。
今年は電気料金や糊剤等の値上げが経営に大きく影響し、厳しい年になることが予想されます。
徹底した無駄の削減・仕事の改革改善に力を入れていきます。皆様のご協力宜しくお願いします。

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倉庫精練

鈴木 秀利 社長

謹んで新春をお祝い申し上げます。
今年の干支は「癸卯」で、物事の始まりと終わりを意味するそうです。
私事ですが、2022年12月23日に倉庫精練の社長を拝命致しました。厳しい事業環境ですが社員一丸で「お客様の要望に的確に応える」会社になれるよう努力してまいります。引き続きご支援の程、宜しくお願い致します。

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ウィル・テキスタイル

磯岡 潔 社長

1.心身共に健全である
我が社の社員には少しでもストレス発散し今年も素晴らしい年にして頂きたいと切望します。
2.海外製品販売
made in japan (丸井生地&ウィル企画生産)製品の韓国中国向け販売にtry。日本のすばらしさを海外の顧客に心から理解してもらえれば商売は成功すると確信しております。意志あるところ道は開けるを心に刻み邁進します!

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オリジナルラボ

椛島 誠一郎 社長

2022年は市況環境の変化に伴い、個人クリエイターの活躍を支援するオリラボマーケット事業に力を入れ起動に乗せることができました。2021年以前と比較して売上高の構成比も徐々に変わってきています。2023年以降もクリエイターエコノミー市場の拡大とともに成長させていけるよう新しい取り組みを継続していきます。

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wundou

土居 俊輔 社長

私は約10年前、営業部を廃部にしました。『経費をかけて出張し、値引きの依頼を持って帰ってくる。損ばっかり。だったら経費を全部商品価格に転嫁したほうが良い。』

丸井グループによる指導の下、新生営業部は3年目を迎えます。昨年11月、初めてコロナ前の売上を上回りました。グループ内の連携も整い、今年は成長を加速して参ります。

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カプセルボックス

安藤 義之 社長

あけましておめでとうございます。
コロナ、ウクライナ、物価高など、暗いニュースが多い世の中。
新しい環境は人に組織に、否応のない変化を求めます。
我々がグループに入って1年が経ちましたが、この「変化」から私たちはとても多くの学びと気づきを得ました。
2023年、変化を恐れず、「進化」して参ります。

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丸井織物(南通)有限公司

楊 衛平 総経理

昨年は、日本の皆さんのご支援を受け良い業績をあげることができました。誠にありがとうございます。
今年の方針は、10~15dの軽量商品の社内生産の確立や商品開発の強化を行うと共に、徹底的に生産性向上に取り組み、利益の拡大をしていきます。
新規事業も幾つか考え、日本の皆さんとの協業も計画しています。

 

2022年度 丸井織物社長賞
最優秀賞インタビュー「第三織布課」

去る12月、約40年続いている恒例の社長賞が発表された。
各課が年間の活動や成長、売上などを発表し、全体的に優秀な成績が多い中、全ての項目で目標達成した「第三織布課」が最優秀賞に。10月に着任した新課長にコメントを頂きました。

2022年10月に異動してから初めての社長賞発表でしたが、前課長から引き継ぎ、課員の皆さんが1年間頑張ってきた結果を伝えるつもりで臨みました。

発表すべき8項目のいずれも目標を達成しており、高い評価を頂きましたが、特に効率は単月過去最高の96.8%を記録し、年間を通してみても高い数値をキープできた事が、受賞につながった大きな要因かと思います。

その中で高い生産性を維持できたのは、人材育成が一番のポイントです。
計画的に多能工化を進めて、久乃木と黒氏工場間での応受援を具現化させた事。研修や各プロジェクトでの学び、課内ミーティングを通じてベテラン保全者と若手が情報を共有した事、更には毎週サークル活動を実施し、現場の問題解決に取り組み続けて来たことで、一人一人が成長し主体的に行動できた事が今季の成績に繋がったと思います。

また、設備面では織機に圧力センサーを取り付けてヨコ入れ条件を可視化する事で、個人差のバラつきを無くす技術的な工夫も功を奏し、停止回数の軽減につながっています。

最後になりますが、来年も引き続き人材育成に力を入れて、課員一丸となって成果を出していきたいと思います。
ありがとうございました。


 

布を纏う会_NOTO QUALITY

体験型という新しいカタチの展示会。

11/29(火)- 12/2(金)の期間で、ノトクオリティ初の単独展を開催。
顔の分かる顧客様を中心に招待し、体験や会話を通じて、より深くノトクオリティを知ってもらう、謂わばコミュニケーションの場という位置づけ。
4日間で約40社(招待60社)のお客様が訪れ、ゆっくりとした時間の中でそれぞれの素材の魅力を肌で感じていただいた。

布を纏い、着心地を体感。

タイトルそのままに、展示素材は全て同型のガウンにして並べた。
それらガウンを身に纏うことで、お客様は実際に軽さや伸縮性、着心地を最大限に体感でき、さらには縫製品にした際の素材の化け方なども見ていただくことができた。
また、あえて同じ繊度の綿素材で作ったガウンも一緒に並べたことで、天然繊維と比べて圧倒的にシワになりくいといった取り扱いしやすい点や、ノトクオリティの特徴でもある綿に近い風合いなどを伝えることができた。

永く愛用する洋服のために_

お客様に対して、自分たちの言葉で直接想いを伝えること。
ただ生地を売るだけではなく、その先まで見据えた提案を行うこと。
こうして洋服を作る方々の新たな製作のお手伝いをして、共に”永く愛用する洋服”をユーザーへ届けていきたい。
次回の「布を●●会」も乞うご期待。