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丸井グループ社内報 Challenge World 12月号 Vol.398

新・NOTO QUALITY

「Premium Textile Japan 2023AW @東京国際フォーラム」が 11/1(火)~2(水)にて開催。
同時に「JFW JAPAN CREATION 2023」も開催され、前回よりもVisitorが多く来場していたが、まだ完全回復ではない印象。
マスクをしながらの会話であるが、改めて対面でのコミュニケーションは必要だと強く感じた。

「アウター」
今までの展示会では「速乾」「伸縮」といった特徴をもつ薄地のシャツ地を展示してきたが、今回は、これまでのSCMらしくない「アウター」を揃えることにした。
「アウターの定番とは?」をチームで考え、3種類の生機で生地を創り出し、かつ来場者の目を惹きつける空間を創り出した。

揃えた全17品番中、13品番は新品番。
うち15品番は、NY100%生機で構成し、加工バリエーションでの打ち出しで表情を変えた。
Visitorの反応は良く、中でもカバンを扱っているブランドの方々からのお声掛けが多く、これまでのNOTO QUALITYにない商売のつながりが増えそうな予感。

特に反応があったのは、「生機#YV1074XX」に特殊加工を施した生地。
特殊加工の内容を簡単に説明すると、ベンジルアルコールで生地を脆化収縮させることによって白化し、長年洗いこんだデニムの様な表情になる。
その表情は、我々が創り出した空間デザイン・構成と相性が良く、来場者の評価が非常に高かった。もちろんピックアップランキングも堂々の1位。

これからもNOTO QUALITYならではの空間づくりと素材構成で、他社との違いを肌で感じてもらい、我々の秘めた可能性をアピールしていく。

会長の一言【失われた30年】

代表取締役会長 宮本 徹

「失われた30年」…この言葉に接するたび、当社においても危機感を感じます。
繊維業界は何とかなるという楽観論を持ち30年も経過しました。新事業にかける多くの野心や熱気の具体化が遅れています。「昔は良かった」と思い出に浸っていても変わらないですね。家計も経済も安定し、日本人の挑戦心が喪失していると感じるこの頃です。
私はいつも「人間力」と言っています。主体性、挑戦性、責任感、熱い思いや人の心(思いやり)など、人間を特徴づける一連の心の働きから発する力です。人びとの「人間力」をダメにしてきた幹には日本の数十年にわたる教育観があるのではないしょうか。日本の教育観の本質は過去の延長上でしかありません。有事(戦時中)には「産めよ殖やせよ」と、平時には「効率効率」と、その時世に都合のいい“道具”づくりではないでしょうか。人びとの「人間力」なくしてありえないのに、教育改革などと口にしながら経済活動の“道具”(ロボット化)づくりをしているように感じます。
丸井グループは経営理念で『人間成長と豊かで健やかな人生を』と謳っています。すべては人です。前向きに挑戦できる風土の会社を目指したいですね。

ジャパン・テキスタイル・コンテスト2022受賞


「次代のテキスタイル産業を担う人材の発掘・育成」をテーマにしたコンテストで
テキスタイル開発課より前田昂佑さんと佐藤光司さんが優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!
(画像左:前田さん / 画像右:佐藤さん)

1.生地タイトルの由来
前田さん:【エコニキ】…「エコ」素材とインターネット上で見かける「ニキ」を掛け合わせました。記録ではなく記憶に残るよう、タイトルで生地を印象付ける形にこだわりました!
佐藤さん:【モノづくりは人づくり】…タイトルに悩んでいたところ、上司が「モノづくりは人づくりだよ!」との話から採用しました。

2.生地の特徴
前田さん:原料にペットボトル素材を由来とした糸を使用し、ピーチタッチで起毛させてぷるぷるした反発感をだした風合いが特徴的な生地です。
佐藤さん:アウトドアでは保温フリースを着用し、重ねてシェルを着ることが多いですが、
2枚を1枚で表現しました。表面がナイロンの生糸、裏面はポリエステルのハイマルチフィラメントの糸を使用し、起毛した生地です。

3.受賞の感想
前田さん:2年連続受賞で、まぐれではないと分かり、うれしかったです。記憶に残るタイトルの仮説が検証されたと思っています。
佐藤さん:うれしかったです。元々の用途では響かなかった生地だったので、別の形で日の目をあびてよかったです。

企 業 図 鑑

wundou

カプセルボックス×wundouのコラボ企画が遂にスタートいたしました!!
カプセルボックス様のサーモスをwundou営業マンが御取引先様へ紹介営業する企画です。
wundouとしては営業ツールの拡充、カプセルボックス様としては販路の拡大が実現できWin-Winの取組みです!
約2か月間の打ち合わせ・準備を経て、チラシ・サンプルが出来上がり、後は営業するのみ。
1件でも多く受注に繋げ、グループシナジーを最大化していきます!!

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カプセルボックス

カプセルボックスオリジナルの小銭入れを作りました!
タイベック素材を使用したポケットサイズです。カラーバリエーションは3色。黒いチャックがアクセントで、中にはポケットがあり、こだわりの小銭入れです。
気になる方はカプセルボックスに連絡下さい!!

https://ecobag.cbox.nu/tyvek/lineup/wallet.html

教えて!丸井織物の「総務部!」

新入社員インタビュー企画、今回は総務課です。
人員は役職者や派遣社員を含め10名の部署です。

Q主な仕事の内容は?
丸井・宮米の庶務〜経理、給料計算などの給料業務、採用や研修など、小さいことから大きなことまで行っている部署です。
具体的には、来客対応をしたり、皆さんの給料を計算・支払をしたり、請求書が届いたら支払ったりしています。
お客様に支払わなかったら、発注が来なくなるなど信用問題に関わったりするため、大切なお仕事です。
皆さんが仕事をしやすくするためにできるサポート業務を総務課で行っています。
簡単にまとめると、人事・労務・経理・法務・庶務全般を担っている部署です。

Q自分の中でこれは大変だ、これはやりがいがあると思うことは?
仕事の幅が広く、様々な仕事がある中で優先順位を付けるのが大変だと感じます。
大変でない仕事はなく全部が大変ですが、それが全部やりがいです。
やっていて楽しいこともありますし、大きな仕事が一段落した時はホッとします。

Q気をつけていることは?
個人情報を漏らさないことが絶対です。
時には、聞かれても知らないフリをしなければならないこともありますね(笑)

Q今後の総務部としての希望や夢は?
皆さんが気楽に聞きたいことを聞きに来られる、相談しやすい部署にしたいです。
働きやすい、楽しいと思ってもらえるようにサポートしていくことが私たち「総務部」の夢です。