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丸井グループ社内報 Challenge World 4月号 Vol.390

ブランディングプロジェクト終了

丸井織物として初めて本格的に企業ブランディングに取り組んだ本プロジェクトが3月4日に最終回を迎えました。
クリエイティブディレクターの廣澤氏と高澤氏のサポートを受け、20名のメンバーが5カ月ほぼ毎週集って意見を出し合いました。丸井織物を想うメンバーの意見が反映されたとても丸井織物らしいMVV(ミッション/ビジョン/バリュー)を創り出せたと思います。
何度も読み込んでいくと「確かに、そのとおりだ」と感じられ、「何をしたい会社なのか」が理解できます。

今後は丸井織物とグループ会社のブレない軸として社員に広め、企業ブランドとして「丸井織物」自体の存在感を高めていきます。

<メンバーの感想>
・自社のことを良く知らないまま参加したが、強みや弱みを知る機会になった。
・他部署の人たちが会社をどう見ているのかが分かり、違いが面白かった。
・丸井織物はやはり世界に通じる現場力があると感じた。間接部門ももっと頑張らないと。
・何をしている会社であるか言語化されて分かりやすくなった。
・入社前に「カクシンセンイカンパニー」という文字を見てちょっと変わった会社だと興味を持ったことを思い出した。社外の人にもそう感じてほしい。
・社員ひとりひとりが発信力を付けるべきと感じた。

<高澤様より>
・きれいにまとめるだけではなく丸井織物の現状をしっかり伝えるつもりで作りました。MVVと実際の丸井織物の姿がどんどん符合していくようにしていきたいと思っています。

<廣澤様より>
・今回つくりあげたMVVというのは「丸井織物ってどんな会社なの?」と聞かれたときに、「織物の会社だよ」だけではなく、何を目指してどういうことに取り組んでいる会社なのかを表現したものです。そして丸井織物のコンテンツは皆さん1人1人です。全員がMVVを理解し、その中で自分は何ができるのかを意識することが出発点となります。

会長の一言【視野が狭い人の特徴】

代表取締役会長 宮本 徹

「障子を開けてみよ 外は広いぞ」は、トヨタグループの創始者である豊田佐吉による言葉です。その意味は、前に進むためにはまず心の障子を開けなければならない。障子を開くことで今まで知らなかった世界が見えるということです。心の障子は視野が狭いことに繋がります。そのような人の特徴は…
[1]自己中心的な行動をとり周りの意見を聞き入れない。
自分の意見が「絶対」であり、他人の意見をよしとしない。
[2]自分の過去の経験や知識だけで判断する。
…自分が正しいと思って自分の考えに固執して、他人の意見やアイデアを取り込まない。
[3]目先の出来事に強くこだわる。
…目先の出来事にとらわれがち。
[4]チャレンジしない。
…何かを変えることにネガティブなイメージしか無いので、チャレンジすることをしない。リスクをとって新しいことを始める勇気に欠けている人が多い。
[5]理想論ばかり話す。
…視野が狭い人は、理想と現実を上手にミックスさせるのが苦手。

企 業 図 鑑

オリジナルラボ

これまでは自社サイトの集客力(SEOや検索広告)によってお客様にネット上で認知していただき、ご購入いただいていました。イベントなどでオリジナルグッズを作りたいという需要が発生した際にそのお客さんにピンポイントで認知をしていただく顕在需要の獲得施策です。   
しかし、コロナ後にそういった需要が大幅に減少しました。一方、コロナ禍で実店舗ではなくネット上でほしい商品を見つけ、購入する需要が拡大しています。それには潜在需要を取り込むことが重要となっており、そのために販売力のある個人のクリエイターの囲い込みを1年行ってきました。その芽がやっと出て冬季には一定の業績寄与もし始めており、これからの成長が楽しみです。

【グループ工程紹介編(6) 倉庫精練第2弾】

先月は「解反・結反工程」について紹介しました。今回は、精練工程について紹介します。

まず「精練」とは、汚れや前工程(織工程)で付けられた糊や油剤等の不純物などを除去する工程になります。
倉庫精練には、加工糸向け精練機「MKS」と生糸向け精練機「SV」の2種類があります。
精練では、①お湯(50℃)②精練槽(80℃/90℃/95℃)に苛性ソーダ投入・NaOH・マーボン2種③湯洗い(60℃/40℃/水)の順で生地を投入し、汚れを落としていきます。
生機に近ければ近いほど丁寧な作業が必要になり、精練工程でのミスは、その後に影響する可能性が非常に高くなります。
「機械が精練する」と思い込んでしまうと、機械任せとなり見つけられるミスも見逃してしまう為、常にアンテナを張って作業に取り組むことが必要不可欠です。

次回は「染色工程」について紹介します。

入社1年目を終えて

 私たち新入社員も入社し、早いもので1年が経ちました。それぞれが各部署で1年という節目を迎えるにあたり、現在の思いを書きました。

●テキスタイル営業課
 営業として客先に出るための前段階として、デリバリーの業務を日々覚えています。最近ではお客様との打ち合わせに同席させていただき、繊維メーカーとしての背景とともに製品になる大枠を掴めてきました。ものをつくるエネルギーが非常に大きなことと、当たり前のように使用しているこの世の全てのものが、多くの人たちの関わりにより成り立っていることが、この1年での貴重な気付きでした。そういった中で、私がどんな動きをしていけば、機屋とそれ以降のお客様やエンドユーザーに気持ちよく製品を届けられるのか。2年目は具体的に動ける年にしていきたいです。

●SCM事業部門
丸井織物に入社し、1番に思う事は、「人が優しい」という事です。何かを相談してもしっかり答えてくれたり、協力してくださったりと大変助けて頂いています。メーカーとしての在り方や社外の人との関わり方を学ぶ事も大切ですが人間としての成長も欠かさずに日々の業務に取り組んでまいります。また、東京事務所での勤務を日々全力で励んでおります。「新入社員だから仕方ない」といった感覚を抜き去り、いち早く会社に大きな貢献ができるよう努めてまいります。

●サイジング二課
入社してから、今まで経験してこなかったことや、人間関係など、仕事の大変さなどが詰まった一年でした。入社したての頃は分からないことだらけの中で余裕があまり持てず、そんな中で自分のやる仕事が複数になった時など、ちょっと仕事が増えただけでも頭がいっぱいになってしまうことがありました。今でも少しありますが、最初の頃よりはできるようになったと思います。私の今の仕事は、主に部分整経機と糸掛けです。部分整経機では、切替と巻き返しの作業をしています。2年目からも新しい仕事も覚えて早く一人前の社員になりたいです。