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丸井グループ社内報 Challenge World 1月号 Vol.387

謹 賀 新 年

七尾市中島町牡蠣棚に日の出(撮影:古澤監査役)

 皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年は、2020年コロナ禍での経済落ち込みに対し、どこまで回復するかという年で、手探り状態だったかと思われます。
 弊社グループで申し上げますと、売上はコロナ禍前、2019年の数値近く迄戻りました。
 M&A面では、昨年10月末においては、IT事業にて「株式会社カプセルボックス」をM&Aし、グループ化しております。該社は、オリジナルエコバッグの制作販売を得意とし、利益も着実に計上しており、弊社ネット事業部との親和性も非常に高く期待が持てます。
 さて、今年度は、丸井織物・宮米織物においては、3織布工場での織機入替投資、そして産業資材事業での新規事業投資等、大規模投資を予定しております。単年度損益的には、売上は増収計画、利益は償却負担やエネルギー費用といったコスト増もあり減益予算で見ております。この投資は、2026年NS-300へジャンプして行く為のホップ・ステップ投資になりますので、何卒ご理解お願いいたします。

 現在、グループ企業は孫会社を含めると11社となっております。まだまだグループ企業間の交流も少ないのが実態です。今年度は、グループ間交えての教育研修の実行を予定しております。これにより人材育成、そしてグループ間交流も深めていければと思っています。
 最後に、コロナに関し、オミクロン株による第6波が発生するかは分かりませんが、基本的な感染予防策の徹底を引き続きお願いいたします。また、生産現場を抱える会社においては、安全面ではもちろんゼロ災必達です。くれぐれも労災が起きないようご注意願います。

 皆様及び皆様のご家族様が健康で幸せな一年を過ごされることを心より祈願し、新年のご挨拶とさせていただきます。

(丸井織物株式会社・宮米織物株式会社 代表取締役社長 宮本 好雄)

会長の一言【2022年新年を迎え】

代表取締役会長 宮本 徹

新年明けましておめでとうございます。皆様のおかげで今年も無事に新しい年を迎えることができました。新型コロナウイルスの感染拡大からほぼ2年。出口の見えない閉塞感を抱えていた日本にようやく光が見え始めた中で、丸井グループはメイドインジャパンにこだわり繊維事業と未来を見据えたネット事業の創出を通じて、着実にお客様を増やしてまいりました。今は脱炭素の挑戦という新たな試練が待ち受けています。当社の強みである「徹底したコスト競争力」と、基本に忠実に「品質」にこだわり、『サステナブルとDX』を両輪にして、長期経営ビジョン「Vision2030」の達成へ向けて皆さんとともに実現したく思っています。まずは目の前の課題にひとつひとつ着実に取り組んでいきましょう。どうか皆さん、今年もよろしくお願いします。新しい年が更に良い年になるよう祈念致しまして、私の新年の挨拶とさせていただきます。

PTJ展 -原点回帰-

「Premium Textile Japan 2022AW @東京国際フォーラム」が 12/7(火)~8(水)にて開催。
同時に「JFW JAPAN CREATION 2022」も開催され、前回よりもVisitorが多く来場されていた印象。

「821」
ここ最近の展示会では”PE100のシャツ/パンツ地”、”Stretchの追求”に徹底していたが、今回はNylon(アウター地)という事でかれこれ6年以上愛され続けている「生機#ZN0821」だけに絞り、加工違い(5種類)のバリエーションでの打ち出し、かつ来場者の目を惹きつける空間デザイン・構成で展開した。

「WAX」
倉庫精練加工で、植物由来のオイルコーティングを施した新製品を今展示会で初お披露目。
来場者も興味津々でご覧になっていた印象。WAX品番のPick up数が全体の約40%を占め、圧倒的に他を上回る。
他社にはない織染一貫のラインを確立していき、「いいモノ」を作り上げていく。

SAMPE Japan 先端材料技術展2021

 12/1~12/3 東京ビッグサイトにて行われました「SAMPE Japan 先端材料技術展2021」に出展しました。
 炭素繊維事業としての展示会は今回が初めての出展となり、目的としては、お客様との接点・課題・ニーズを得ることで、実商売を増やす事と、今後の方向性を検討することでした。

今回訴求した内容は3つとなります。
1. 切っても解(ほつ)れにくい炭素繊維にて、成形品の品質アップと成形時の作業ロス削減
2. 炭素繊維と原着糸や金属線などを用い、意匠性素材の提案
3. 炭素繊維×高機能繊維(異素材)での用途展開の模索

 お客様から1、2、3共に現状でのお悩み、要望、可能性の話を非常にいただき、貴重な機会となりました。また、今回は10社での共同出展をさせていただきましたAutomation of composites technologyの皆様との横の繋がりもでき、知識の向上にもつながりました。
 来年は新織機の立上や増台対応と足元をしっかりと固めつつ、得られた経験から方向性をしっかりと定め、事業拡大への行動を平行して進めて行きます。

企 業 図 鑑

株式会社ウィル・テキスタイル

空前のゴルフブーム再到来!
コロナ禍の中、ゴルフ業界は絶好調です。

・密を避けた屋外でのplay
・平日休暇が多くなったこと
・松山選手のマスターズ優勝、稲見選手のオリンピックでの活躍等

フォローの風が吹きまくり、ゴルフ場の予約も困難な状況です。
お陰様で、我々のゴルフウエア客先も絶好調!
このブームが若い世代にも定着していくことを祈るばかりです!

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株式会社wundou

あけましておめでとうございます。wundouでは待望の新商品がリリースとなりました!

 大人気のサッカーシリーズは、第二弾としてデザインや機能性をパワーアップさせ、wundouの新たな定番品として大活躍の予感です。
暖かいウインドブレーカー上下は裏トリコット+伸縮性のある生地を使い、「値段の割にものが良い!」とお客様にも大好評です。

 営業課が出来たばかりで試行錯誤の日々ですが、自信作の新商品を武器に2022年猛進します!!

【グループ工程紹介編(3) 製織】

 今月は製織工程について紹介します!
丸井グループは、織機の保有台数と合繊織物の生産量がともに日本一です。ウォータージェットルーム(WJL)、エアージェットルーム(AJL)、レピアルームの3タイプの織機があり、丸井織物では織機の保有台数は計896台です。
織機は全て電子化され、インターネットでつながっているため、リアルタイムで稼働状況を確認できます。これは、他の織物工場にはない丸井独自の強みだと教えていただきました。

 製織工程では、糸を織機にかける「機掛け作業」、糸から生機を織る「機織り作業」を行います。準備工場でビームに巻かれた経糸に、緯糸を打ち込んで製織します。WJLは水の力で緯糸を飛ばし、AJLは空気の力で緯糸を飛ばします。織物の柄や、糸種によって、WJLかAJL、どちらか適している織機で織られます。