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丸井グループ社内報 Challenge World 3月号 Vol.389

織機入れ替えがスタート

屋外で工場への搬入を待つ織機たち。

 昨年末の個別改善発表大会経営方針説明にもありましたが、本年は織機入替投資を行っていきます。現在、ウォータージェット織機の入替が始まっています。

<入替の経緯>
変化する顧客ニーズに対応するため。

<新織機の特徴>
・圧力センサーが装着されていることにより、よこ糸を水で飛ばす圧力が許容範囲外の数値になると警告が出ます。
 早く異常に気が付くことで、早期対応が可能になりました。
・モニターによるDX化、毛羽やたて糸切れの根本対策にもつながります。

<今後の予定>
エアージェット織機も年内増設予定です。
お客様のニーズに応え、より良い品質の織物が生産できるようにしていきます。

織機の搬入を待つ工場内。

会長の一言【『泥臭い行動ができる人』とは】

代表取締役会長 宮本 徹

「右肩上がりの成長企業であっても、創業者のほとんどは経営を軌道に乗せるまでに泥臭い努力をしています。」など、成功した経営者から「泥臭い」という言葉をよく耳にします。この「泥臭い」はあきらめずにとことん…といった意味で用いられています。つまり、結果が出るまでやり続けた、やり抜いてみせる、やり続けるつもり、といった覚悟感を表しています。
では、どうしてこういった心境に至ることができているのか。そこに想いを馳せてみると、とても簡単な結論に至ることができます。彼らはどこかの時点で「やる」という覚悟を決めているのです。これを本業にしていくという覚悟、新事業を立ち上げ育てていくという覚悟、この計画を必ず達成するという覚悟、売上や利益を絶対に作り出すという覚悟、社長をやりぬく覚悟、会社を次世代へ引き継ぐ覚悟…このように、「泥臭い」は“徹底した行動への覚悟”なのです。この覚悟がないと成功しません。

企 業 図 鑑

倉庫精練

 2月11日の工場集会で、「高圧ガス製造保安責任者」の資格を取得された方へ「法定資格取得奨励金」が授与されました。
当社は、燃料LPGの保安責任者として、3交代制で各勤務に都合2名、合計6名必要です。有資格者は最低限の6名しかおらず、定年を過ぎた方がメンバーに含まれていることと、先般の爆発事故後に消防関係から有資格者増の要請もあり、早急な対応が求められていました。
 なお、2021年度は6月8日から6月10日迄3日間講習を受けた後、11月14日に行われる国家試験の受験が必要で、合格率は約30%となっております。

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丸井南通

 爆竹声中一岁除,春风送暖入屠苏。(王安石の詩《元日》より…爆竹の音を聞きながら一年を送り、暖かい春風のなか、屠蘇(お酒)を飲む。)
中国の重要な伝統的な祝日「春節」になりました。各家庭では春聯(春節の風習の一つ。赤い紙に各種縁起の良い対句を書いたもの)を家の入口に貼り、爆竹を鳴らし、にぎやかな光景となります。しかし、今年は特殊で、環境保護のため南通市では花火や爆竹の打ち上げが許されなくなりました。例年のにぎわいはありませんでしたが、路面はきれいになり、空は青くなりました。

 環境保護について、南通丸井も積極的に展開しており、工場区の街灯と倉庫は太陽エネルギー灯に交換しました。2021年にGRS認証を取得し、現在量産されている再生糸は約10品種です。生地量産品番は10種類で、交付された実験品を含めると20種類に達しています。2022年には再生品種開発を積極的に展開し、グリーンエネルギーの使用を検討します。空がもっと青く、水がもっと緑になることを願っています。

【グループ工程紹介編(5) 倉庫精練】

 先月で丸井織物内の工程紹介は終了しました。今回から紹介する工程は、丸井織物のSCM事業部門が深く関わっています。
 簡潔にまとめると、真っ白な生地に「色」を付ける工程を倉庫精練(加工場)で行っています。色を付けるためにも準備工程があり、簡単そうに見えて、「生地を織る」ことと同じように、実はものすごく奥が深いのです。

 まず、生地を入荷して織物と織物をつなぎ合わせる「解反・結反工程」です。この工程の目的は、「バッチ合わせ」です。バッチとは、加工単位(疋or M数)であり、客先オーダーの単位と工程管理性、使用する機械の能力(染色機や浴比も含む)によって決まります。各加工工程に使用する薬剤や水量もバッチに合わせて計算されています。全てミシンでつなぎ合わせるのですが、実際にやってみると、真っ直ぐにつなぎ合わせることが難しく、丁寧な技術が必要な工程なのだと実感しました。次号は精練・染色工程について紹介します!

新入社員の疑問【カフェコミュニケーション編】

 社会人1年目の私が考える会社のイメージとして、トップと話をする機会が設けられている会社は多くないと思います。そのような固定概念を取っ払ったカフェコミュニケーションをベースとし、概要・経緯に加え、徹会長と好雄社長の会社に対する考えをお伺いしました。

Q.いつから始まったのですか?
A.2006年から経営トップである会長と、同世代で部署の垣根を越えた人たち4、5人をグループとし、食事をしながらざっくばらんな会話ができる場として開始されました。

Q.なぜ始めたのですか?
A.経営トップとの直接的な会話が少なかったため、トップが会社をどのように考え、経営しているか、また人生観や仕事観などを直接質問し、仕事を円滑に進めていくために必要なコミュニケーションを取ることを目的とし始めました。
また仕事とは、成果だけでなく、「この人と仕事がしたい!」と思ってもらう必要があり、人間的な深みを雑談によって培うことにカフェコミュニケーションは効果的です。

Q.実施してみてどうですか?
A.昨今、顧客満足度だけでなく、従業員満足度も重要視されるようになっています。従業員満足度が上がると、個人のやりがいや生産性が上がります。丸井は、個人の人間成長と豊かで健やかな人生を送ることを経営理念として謳い、大切にしています。カフェコミュニケーションにより、改善・実現の一助になっているのではないかと感じます。

~最後に~
 取材の中で私が好きだった会長の言葉を抜粋します。
「田舎にいるとどうしても内向き、下向き、後ろ向きになっていきます。それを外向き、上向き、前向きにしていくことが必要だと考えます。そのためにはアグレッシブにプラス思考でチャレンジする人、そして環境に柔軟に対応し、適合した人だけが残ります。カフェコミュニケーションがそういった人材を育んでいくための一つの場となればと思います。」

デジタルプリント課新アイテム紹介

 今月のDP課アイテム紹介はアクリルPOPです!
こちらのアイテムはアクリル板に2本のメタルパーツの脚を取り付けた安定感のあるPOPです!
サイズは200mm×140mmと140mm×100mmの2サイズで販売しています。
 飲食店のメニュー表など卓上サインとしての本来のPOP用途での利用以外にも、アクリルキーホルダー等よりも大きな印刷範囲を活かして、写真やイラストを印刷し、記念品として贈り物にするのも良いと思います。アイデア次第でいろいろな使用方法ができるアイテムです!
 以上、今月のアイテム紹介でした~!