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− 上海万博開催中です! − 丸井南通有限公司 総経理 宮本米蔵
2010年5月1日から10月31日まで上海万博が開催されています。約160年の歴史がある万博(国際博覧会)ですが発展途上国での開催ははじめてであり、過去に万博に参加したことのない北朝鮮が初めて出展するなどで話題となっています。昨年開催された北京五輪は、改革開放30年を締めくくる象徴的なイベントでした。今回の上海万博は、中国が次の30年を見据えて世界の主要舞台に踊り出る加速原動力と位置づけているようです。
中国史上、最も繁栄した唐時代の「天下糧倉」を表現した中国館のデザインには、「中国を世界の中心とする」という中国政府のメッセージが秘められています。今の中国経済は、大河の奔流であり誰にも止めらそうもありません。ビジネスだけでなく文化的にも、外国の模倣をしながらも中国独自の文化として素早く消化吸収しています。その勢いは高度成長期の日本を彷彿させるだけでなく、最近では日本以上に先進的な面さえも見受けられるようになってきました。もはや中国人は前ほど日本に憧れてはいませんし、日本の製品だけを良いと思っているわけではありません。自信を深め勢いづいている元気な中国人の姿を見ると、経済面での日中逆転はそんなに先の話ではないのかもしれないと思えてしまい、日本人としては複雑な心境となります。
一方、中国内ではこのような国際的行事を迎えて、自国民のマナーの悪さを指摘する声が高まっています。ニセ障害者を装った優先入場の発覚などで、見識ある中国人の中には中国人のマナーの悪さを嘆き、「列に並ぶ欧米人や日本人を見習おう。」という論議もされ始めています。
− 夏対策をして来場を −
そんな熱い中国に、夏がやってきました。上海は位置的には九州の鹿児県と同じ緯度となり、とても温暖な気候です。南通との距離は120キロメートル足らずで南通と上海は同じ気候帯となります。6月ともなると30度以上の真夏日が続き、7、8月の夏本番の時期には気温は40度にも達します。また、湿度も高めで汗ばみます。夏期間中に上海万博見物を計画されている方は、綿の服よりも吸汗速乾機能のあるさらっとした感触の服を持参されることを薦めします。
万博開場は夜遅くまで開場されているので夜に会場に行かれるのも良いかと思います。会場内のネオンだけでなく、上海市内のビルや道路のネオンは中国独特のケバケバしさがおもしろくもあり、未来都市の様相は一見の価値があります。
上海から南通までは、車で2時間くらいです。万博に来られる時は、ぜひ丸井南通のある南通市までお立ち寄りください。
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