社内報


年頭のご挨拶


皆様におかれましては、益々ご健勝にて新春をお迎えの事とお慶び申し上げます。
本年も皆様に幸多かれと祈念いたします。

さて、日本経済は昨年の安倍政権の経済政策
「アベノミクス」効果により、堅調な回復が続いております。
大胆な金融緩和政策が「円高是正・株高基調」の動きを進め、
輸出企業中心に改善傾向になりました。
さらに政府は3本目の矢である「成長戦略」を放ち
新産業の成長を促そうとしています。
世界経済は、リーマン・ショックの後遺症で低空飛行でした。
これまで、世界経済を牽引してきた
中国・インドなどの新興国にも成長の陰りが見え始め、
欧州も依然低調な動きです。
米国は「シェールガス革命」で復活しました。
アセアン諸国も成長エンジンとして存在感が出てきました。
繊維業界は、円安効果で輸出中心に注文は増えてきました。
国内は、デフレ経済の回復は今一歩ですが、高級品の動きが一部出てきました。
当社においても、細繊度高密度織物を中心に引き合いが増えてきており、
スポーツやカジュアル関係衣料も回復基調です。
売上も2011年度には及びませんが、回復し、増収増益となりました。
現場の生産性向上やロス改善が利益をつくりました。
社員の皆様やお客様のご支援に改めて感謝を申し上げます。
本年は消費税率のアップや円安による
原材料、エネルギー関係の値上げもあり景気減速の不安要因もあります。
しかし繊維業界の大きな流れは変わらないと思っています。
大きな変化の時代、ピンチとチャンスは隣り合わせです。
変化の中からビジネスチャンスを見つけることが大切です。
このピンチをチャンスにして、変化に対応した企業が生き残ります。



この大きな環境変化に対応するのが『変革100』の狙いです。
一時的に景気が回復しても先祖戻りはできません。
厳しく辛いことかもしれないが、この中期ビジョン『変革100』を実行する事が
勝ち残る、唯一の方策と考えています。

I. ビジョン:MARUITEXブランドを核にして感動を与えるテキスタイルをNOTOから世界に発信する

II. 日本・中国連結 売り上げ100億円(2016年)

III. 中期基本戦略
(1)委託加工からミルコンバーターに転換
(2)織技術の進化と深化を行い差別化を図る
(3)グローバルオペレーションを活かした収益体制の確立
(4)幹部人材とスペシャリストの育成と活力ある風土をつくる
(5)新事業(炭素繊維・アラミド事業)の立ち上げ

丸井グループは委託の受け身的事業から自律型の事業に大きく転換していきます。
楽な道のりではありませんが、受け身から自律するためには、避けられない道です。
生き残りのチャンスの時がきたと思っています。




(1)丸井で働く一人ひとりの危険感度の向上

社員一人ひとりが危険感度を上げ、ゼロ災を達成しましょう。

(2)ミルコンバーター転換へのスピードアップ

MARUITEXブランドの浸透とサブブランドによるマーケティング強化

(3)環境対応の推進とビジネス戦略

太陽光発電、工場環境対応、環境対応商品の開発・販売強化します。

(4)「ありがとう」が満ち溢れた職場

日本語の中で、「ありがとう」という言葉ほど、多くの人々に好まれ、
愛されて使われている言葉はありません。
「ありがとう」は、その言葉のやさしさ、ひびき、
そこに込められた感謝の気持ち、それはなんと言っても最高の言葉である。
感謝の心、感謝の気持を言葉にして、心から感謝の思いを伝えましょう。



本年のスローガンは、一昨年、昨年に続き
「新技術・新商品・新商流で世界に飛躍」としました。
多くの新技術・新商品が生まれつつあります。
それを武器に新商流にステージアップして、
中期ビジョン「変革100」達成に向けて頑張りましょう。
皆様のご協力をお願いいたします。
最後になりましたが、ご家族共々、健康で幸多い年になることを祈念して
年頭のご挨拶にさせていただきます。

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トップの一言
変革100にある「自律」を目標とする組織を目指すために
「さん付け運動」を行います。
上司の意見や考えに「ノー」と言えない雰囲気があり、
風通しの良い職場のネックになっています。
現場の声を組織の上に直言できる風通しの良い社風を目指しています。
職場において「自由」が担保されているからこそ生まれる言葉です。
強いヒエラルキー等(上下関係)で縛られる社会や組織において、
自律という言葉は存在せず、フラットでオープンな組織にこそ
「自立」と「自律」が生まれるものであると考え導入に至りました。
さんづけ運動で、上司・部下という枠を外し、
フラットなコミュニケーションを取ろうというのが主目的です。
これを機会に若手だから役員には話しかけづらい等の思い込みをなくし
社内でのコミュニケーションを増やしていくよう努力してみてください。

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マリオさん講演会
12月28日(土)にマリオ国際企画のマリオさんこと、篠丸康徳さんより、
『世界の繊維事情と動向及びこれからの日本の繊維プラス丸井織物の戦略』
というテーマで講演会が行われました。
参加者の中から2名の方に感想をいただきました。

営業第1部 平泉 晋
今回、貴重な話を聞くことが出来て大変勉強になりました。
マリオさんは東京出張時にも毎回の様にお世話になっている方で
私の中で繊維の生き字引のような方です。
特に印象に残ったのは繊維の歴史、合繊の凄さをデータから知る事が出来た事です。
また、繊維(合繊)産業は成長産業であるということが判り、
自分のこれからのやる気にもつながった貴重な講演でした。
話し方も解りやすく、宣言通りの時間にうまくまとめて喋ることも勉強になりました。

テキスタイル開発1課 上野 佳祐
マリオ氏の講演を聞けたことはとてもラッキーでした。
中でも特に印象に残った言葉は「繊維は成長産業」だということ。
国内では人口が減るが、海外では増えていく。
そのためグローバル展開(世界へ発信)していくことが重要だと改めて感じました。


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南通新総経理 楊さん
宮本米蔵さんに代わって1月1日より楊 衛平(ヨウ エイヘイ)さんが南通の総経理として着任されました。
年末に日本へ来られましたので、さっそくインタビューを行いました!

Q.自己紹介をお願いします。

1972年11月20日生まれの41歳です。4人家族です。

Q.ご出身は?

南通市の海安県(かいあんけん)というところです。
ちなみに中国では県よりも市のほうが大きく、
省→市→県の順番です。
なので、住所は江蘇省南通市海安県となります。

Q.日本の印象はどうですか?

料理がとても美味しい!
日本料理は何でも食べられます!

Q.丸井に来られる前の経歴を教えてください。

南京大学を卒業後、東レで約17年働いていました。
入社後9年間で織り、染め、生産管理、
その後は3年間ずつ工場長、営業、品質保証の順番で経験してきました。

Q.総経理としての抱負などがあればお聞かせください。

南通でやりたいことはふたつあります。
ひとつめは「織機の全稼働」。
社内の織機の一部が止まっているので、これを全て稼働させたいです。
ふたつめは「コスト削減」。全社員が一体となって、コストの削減に取り組んでいきたいです。



以上です。とても気さくにインタビューに答えてくださいました。
現在は着任直後で多忙だそうですが、これからは定期的に日本に来られるそうです。
よろしくお願いいたします!

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卒業生による就職講話
各高校や大学から就職講話のご依頼をいただき、
学生へ向けて丸井織物の紹介や社会人としての心得などをお話しました。

12月6日(金)羽咋工業高校 卒業生と語る会


12月10日(火)七尾東雲高校 就職意識啓発セミナー


12月13日(金)金沢学院大学 卒業生に聴く就職対策講座

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2013年度忘年会
12月28日(土)加賀屋で忘年会が行われました。
創友会の皆さまお疲れ様でした!


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